幼稚園の水遊び、服装やタオル、準備してほしい持ち物について経験談

幼稚園の水遊び、服装やタオル、準備してほしい持ち物について経験談

幼稚園生活の中で子ども達が楽しみにしているイベントの一つに、水遊びがあります。

 

 

プール開きの前に保護者会やお手紙で詳細についてはお知らせがあると思いますが、

 

 

水遊びを実際に見学できる機会は少ないと思うので、いまひとつピンとこないのではないでしょうか。

 

 

中には水が苦手という子もいるでしょうが、大丈夫かな?着替えはどうするんだろう?と心配もあると思います。

 

 

今回は私の幼稚園の先生としての経験を元に、水遊びの服装やタオルなど持ち物について少し詳しく紹介していこうと思います。

 

プール開きはいつ頃?

 

地域によって多少の差はありますが、水遊び開始は大体が6月下旬〜7月上旬頃、終了は8月の夏期保育までとしているところが多いようです。

 

 

一応基準として「水温+気温=50℃以上」というものがありこれに則って実施の有無を決定してはいますが、学校と違って無理に実施することはまずありません。

 

 

朝、陽が出ていなくて水が温まらないであろうと判断すれば、雨が降っていなくても中止です。

 

 

基本的には「水遊びが気持ちいいと思える気候」の時に実施するという感じの園が多いように思います。

 

 

但し、園によっては屋内プールに年間を通して通う、としている園もあるようです。

 

 

水遊びの服装や持ち物は?

 

一般的に必要なものは、水着とタオルです。

 

 

これらの必要なものをビニール製のバッグにいれて持って当園してきます。

 

 

水遊びはもちろん水着で行うので、水着は必須です。

 

 

どんな水着でも構いませんが、「自分で着脱できるもの」が好ましいと思います。

 

 

汗をかいている状態での水着への着替えは難しいので、もちろん先生も手伝いますが、

 

 

背中で紐を結んだりホックを留めたりというような、明らかに手助けが必要なタイプの水着はやめてくださいと言われる場合が多いと思います。

 

 

水泳帽は必要ないことの方が多いですが、私の勤めていた幼稚園では、年中少さんは園庭に出した浅いプール、

 

 

年長さんは幼稚園の目の前にあるゴミの焼却熱を利用したプールで水遊びを行っていました。そうなると年長さんは水泳帽は必須です。

 

 

もし忘れてしまった場合は見学となってしまうので、必ず忘れないように伝えていました。

 

 

水泳帽に関しては必要であれば必ず幼稚園側から連絡があると思います。

 

 

その他、洗剤などの空き容器を水鉄砲代わりにして水遊びに使用していました。

 

 

これに関しては容器を空けてもらう必要があるので、5月くらいには保護者の方に連絡をするようにしていました。

 

 

洗剤の空き容器の他、シャンプーの空き容器のようなものを持ってくる子もいましたし、霧吹き状のものを持ってくる子もいました。

 

 

お子様と相談して好きなものを決めるといいと思いますよ。

 

 

個人的にお勧めなのは、100円均一で売っている、昔ながらの洗剤の容器のものです。

 

 

最近のものは本体部分が硬いので、子どもの力では水を出すのが難しい様子が見られます。

 

 

ですが、100円均一のものだと本体が柔らかいので子どもの力でも十分出ますし、容量も多いので楽しめます。

 

 

その他、ケチャップやマヨネーズの空き容器もお勧めです。500mlのペットボトルの蓋に千枚通しで穴を開けたものでも代用できますよ。

 

 

使用後の水着を入れるビニール袋も用意してあると便利ですが、タオルに包んで持ち帰ればいいのでなくても問題はありません。

 

タオルはどんな種類を用意すればいいの?

 

先程持ち物について紹介してきましたが、タオルについてはここで詳しく紹介したいと思います。

 

 

タオルは体を拭く用のタオルで、特に指定はないことが多いと思います。

 

 

「水遊びをして気持ちいいと感じる日に実施」と前述しましたが、寒くなってしまう子も中にはいるでしょう。

 

 

そういう時のことを考えると、フェイスタオルでは小さいかなと、個人的には思います。最低でもスポーツタオルくらいの大きさは必要でしょう。

 

 

私の経験上だと、ラップタオルの子が多かったように思います。てるてる坊主みたいになれる、あれです。

 

 

プールから保育室(着替える場所)が離れている時などラップタオルだと全身包めるので暖かいですし、着替えもそのままできるので楽そうでした。

 

 

最近では小さい子用のサイズもかなりたくさん売っていますし、好きなタオルで手作りされたものもありました。

 

 

但しこのラップタオル・・・髪の毛の短い男の子は特に問題がないのですが、髪の毛の長い女の子。

 

 

くるまったまま体もふけるしそのまま着替えられてしまうので満足して髪の毛を拭くのを忘れてしまい・・・

 

 

せっかく着替えたのに園服がびちょびちょ、なんてこともよくありました。

 

 

また、大きいので髪の毛を拭くのは正直拭きづらそうではありました。

 

 

ラップタオルではない子はその子の体の大きさに合わせてスポーツタオルかバスタオルを持ってきていました。

 

 

基本的に子ども達が自己管理のもとで使用するものなので、お子様と相談して決めるといいと思いますよ。

 

 

持ち物に関して気をつけて欲しいこと

 

ここまで水遊びの時の持ち物について細かく紹介してきましたが、お願いしたい点があります。

 

 

1.持ち物、全てに記名する

 

それは「持ち物全てに記名をすること」です。

 

 

タオル・水着など水遊びに必要な物はもちろんですが、特に気をつけていただきたいのが「着ていたもの」です。

 

 

園服は脱ぐ機会はあっても、肌着やパンツ、靴下はなかなか幼稚園では脱がないもの。

 

 

そういったものの記名は忘れがちですが、そういったものこそ、「これ誰の〜??」と、なります。

 

 

保育士はプールにいる子を優先して見ています。全員がプールから上がるまではプールを離れられません。

 

 

子ども達も自分のものは柄などできちんと把握していることも多いのですが、人気のキャラクター物となるとお友達と全く同じものであることもあります。

 

 

そうした時に記名がないと判断できなくなってしまうのです。

 

 

記名は正直なところ面倒な作業ではあります。靴下なんて記名した翌日にはもう薄くなっていることもよくありますよね。(苦笑)ですが、是非お願いしたい作業です。

 

 

2.長い髪を結ぶゴムは飾りがないもので!

 

次にこれは持ち物とは関係ないかもしれませんが・・・髪の毛の長い女の子。

 

 

結んできて欲しいのはもちろんなのですが、結ぶゴムも飾り気のないものにしていただけると助かります。

 

 

園庭に出すタイプのプールは、深くても大人の膝上くらいまでです。

 

 

水が苦手な子は髪の毛まで濡れることはあまりないかもしれませんが、水の好きな子はその深さでも潜ります。

 

 

その時に飾り気のあるゴムだと飾りの部分も水分を吸ってしまい、プールから上がって着替えたあとに園服がびちょにちょになる要因の一つです。

 

 

水遊びのある日は、我が子を可愛くしてあげたい気持ちをぐっと抑え、協力してもらえると嬉しいです。

 

 

ちなみに我が子を通わせていた幼稚園では、水遊びのある日は、飾りのあるゴムは禁止とされていました。

 

 

まとめ

 

水遊びに必要なものは、特別用意するのは洗剤などの空き容器くらいで、他は日常自宅で使用しているもので大丈夫です。

 

 

洗剤などの空き容器も、幼稚園から言われなければ用意の必要はありません。

 

 

私は小さい子のビキニ姿がかわいくて好きなので、家庭では我が子にビキニを着せていました。

 

 

ですので水着は自分で着脱できるワンピースのものを買い直しましたが、そういったことがなければ水着もご家庭で使用しているもので大丈夫です。

 

 

但し、レジャーの時はお子様の水着類は保護者の方が持って出るでしょうが、幼稚園へは自分で持っていきます。

 

 

なので、プールバッグは必要になりますので、お子様とお気に入りのものを見つけてくださいね。