幼稚園、親子レクの目的や実際に盛り上がったゲーム!外・室内6選

幼稚園、親子レクの目的や実際に盛り上がったゲームを紹介します!

幼稚園では親子レクリエーション(親子レク)を行う機会が結構あります。

 

 

園の方針などにもよりますが、遠足や父の日の行事に行うことが多いのではないでしょうか。

 

 

大好きなお家の人と一緒に幼稚園に来たり行事に参加したりするだけでも嬉しいのに、レクリエーションもできるとなると子ども達は大喜びです。

 

 

でも、一言で親子レクといっても、どんなことをするのか?気になりますよね。

 

 

そして赤ちゃん連れの場合、出来ることも限られているので大丈夫なのかな?と、不安もあると思います。

 

 

そこで今回は親子レクの目的やどんなゲームをするのか?などについて、私の幼稚園教諭として、また、二児の母としての経験談を元に紹介しようと思います。

 

親子レクリエーションはどんな時にするの?

 

幼稚園の方針にもよりますが、園行事としては遠足で親子レクをすることが多いように思います。

 

 

また、父の日の行事・・・呼び方としては小運動会や父親参観日など様々ですが、その時にも行うことが多いです。

 

 

また、お引越しなどのために転園してしまうお友達のお別れ会を役員さんが企画してくれたことがあり、

 

 

その時も親子レクを取り入れてクラスのみんなで盛り上がりました。

 

 

親子レクリエーションの目的

 

どんな場面での親子レクなのかによって多少は差が生じますが、以下の2点については共通して言えることだと思います。

 

 

@親子の触れ合いを楽しむ

 

子ども達はお父さん、お母さんが大好き。

 

 

乳児期にはたくさんしていた抱っこも、幼児期になるとなかなかする機会も減っているのではないでしょうか。

 

 

親子レクで抱っこを必ずするわけではありませんが、子ども達とたくさん触れ合いながら遊ぶ中で成長を感じることができると思います。

 

 

また、子ども達も保護者の方とのスキンシップはとても嬉しいことでしょう。

 

 

A保護者も含めたクラスの親睦を深める

 

レクリエーションを通じて共感し合ったり、1つの目標に向けて協力し合う中で、自然と団結力が生まれます。

 

 

その中でたまにしか顔を合わさない保護者の方同士でも、一緒に作戦を練ったり応援し合ったり雑談をしたりと、交流が深まります。

 

 

保護者同士が仲がいいと子ども達の仲も深まりますし、クラスとしてまとまりやすくなるものなのです。

 

 

他にも親子レクを行うことで、より特別感を持ち行事を楽しみにする・・・などの狙いももちろんありますが、この2点が一番大きな目的であると言えるでしょう。

 

 

戸外で行う親子レクリエーション

 

遠足や父親参観日などで行うレクリエーションの多くは、戸外で行います。

 

 

実際に私が先生として、また、保護者として行った親子レクについて、特に人気のあった3つを紹介します。

 

 

@しっぽ取りゲーム

 

2チームに分かれ、片方のチームはウエストの後ろ部分にしっぽ(紙テープなど)を挟みます。

 

 

しっぽを挟んでいないチームはしっぽを挟んでいるチームを追いかけ、しっぽを取ります。

 

 

時間や様子で逆パターンでも行い、より多くのしっぽを取れたチームの勝ちとなります。

 

 

親 vs 子どもで行うことが多く、保護者の方もなかなか本気になっていくれたのでとても盛り上がりました。

 

 

Aフラフープくぐり

 

親と子が交互になって手をつなぎ、円を2つ作ります。スタートの人から手を繋いだまま、フラフープを最後の人まで順にくぐっていきます。

 

 

早くフラフープを円一周くぐって回せたチームの勝ちです。このゲームは親と子が交互に並ぶことがポイントです。

 

 

子供同士で手を繋いでいると手を離してしまうことが多く、またスピードも落ちてしまうので盛り上がりに欠けてしまいます。

 

 

男の子 vs 女の子の円で競うと分かりやすかったようです。

 

 

Bデカパン競走

 

デカパンに親子で入って、目の前にあるポールや旗を回って帰ってくるゲームです。

 

 

デカパンがバトンとなるので、いかにスムーズに脱ぎ履きできるかが勝負の決め手となります。

 

 

保護者の方々は自分の番までによく観察して、周りの保護者とどうするべきか作戦を立てる姿がよく見られたゲームでした。

 

 

これも、男の子 vs 女の子や、他クラスと競うことが多かったです。

 

 

戸外での親子レクは、いかに少ないアイテムで楽しめるかという点も重要です。

 

 

Bのデカパン競走は遠足ではなく園で実施する場合などの時は、ダンボールで作った電車に置き換えたりもしていました。

 

 

デカパンを使用すると転んだ時に危ないという意見もありましたが子ども達はとても楽しそうでしたし、

 

 

保護者の方同士でも作戦の為に会話をする姿が一番多く見られるレクだったように思います。

室内で行う親子レクリエーション

 

続いて、天候などの理由によって室内で行う親子レクの中で人気のあったものを3つ、紹介したいと思います。

 

 

@おひざ取りゲーム

 

大まかに言うとイス取りゲームのようなものです。外側に向けて円形に並べた椅子に、親が座ります。

 

 

その周りを子ども達は曲に合わせてぐるぐる回り、曲が止まったら近くの保護者のおひざの上に座ります。

 

 

そして自己紹介をしたりジャンケンやちょっとした触れ合い遊びをします。

 

 

親子での触れ合いというよりはクラスの親睦が深まります。イス取りゲームとの違いは、椅子が減っていかないこと。

 

 

但し年中少さんは自分の親のひざに座りたくて泣いてしまったり、恥ずかしくて座れなかったりする姿も多く見られたので、

 

 

年齢によって多少ルールに差をつける必要がありました。

 

 

Aジャンケン汽車ぽっぽ

 

曲に合わせて歩き、曲が止まったところで近くにいる子とジャンケンをします。

 

 

負けた方は買った方の後ろにつながります。

 

 

これをどんどん繰り返していき・・・最終的に一本の電車になるまで続けるゲームです。

 

 

ジャンケンのルールがよくわかっていない年中少さんでも、保護者の方々がいることによってスムーズにできるゲームでした。

 

 

B猛獣狩り

 

先生が言った動物の名前の文字数と同じ人数で集まるゲームです。例えば「コアラ」なら3人、「ライオン」なら4人・・・といった具合です。

 

 

「ふたこぶらくだ」のように文字数が多くなると大人も必死に考え、盛り上がっていました。

 

 

チームで集まったら触れ合い遊びやジャンケン、自己紹介などをしました。

 

 

一番最初は二文字の動物の名前を取り入れることで、親子の触れ合いも満喫できるレクです。

 

 

スペースに限りがあるので、大きく動かなくても楽しめることが重要になってきます。

 

 

この他、雨でも晴れでも子ども達に人気があったのは、「お父さん(お母さん)の木に登ろう!」というもの。子ども達は猿に、保護者の方は木に変身。

 

 

どれだけ自力で抱っこのところまでよじ登っていけるか・・・というものです。

 

 

これはそれなりにスペースを使うのでクラスを2つに分けておこないました。

 

 

待ち時間ができてしまいますが、お友達を応援したり見て笑ったり・・・上手に待てていることが多かったように思いますし、

 

 

何より子ども達が本当に楽しそうなのが印象的です。

 

 

弟や妹がいても大丈夫?

 

親子レクで一番の気がかりは、小さい弟や妹、もっと小さい赤ちゃんを連れている方は、どうやってレクに参加しよう・・・ということだと思います。

 

 

「今日はこの子と向き合う日!」と決めておじいちゃんやおばあちゃんに預けてくる方もいましたが、預けられない方もいると思います。

 

 

お父さんお母さん二人で来て、親子レクに参加していない方が下の子の面倒を見ているパターンが最も多かったですが、それも無理な場合。

 

 

可能な限り、先生が下のお子さんを見ていますので、心配しなくて大丈夫だと思います。

 

 

人見知り全盛期で泣いてしまうかもしれませんが、ご希望であれば見ますし、

 

 

もし体調不良や下の子があまりにも泣く・・・という理由でレクに参加できないとなれば、代わりに担任がレクに参加します。

 

 

そういった場合、事前に相談してもらえると迅速に対応やフォローができるので、心配事があったらすぐ先生に相談するといいと思いますよ。

 

 

子ども達と一緒に思い切り楽しみましょう!

 

子ども達は、本当に保護者の方と一緒にやる親子レクが大好きです。

 

 

担任から見て嬉しそうな様子はもちろんですが、やはり先生には見せない甘えた表情や様子も見られ、とても微笑ましいものです。

 

 

だんだんと手がかからなくなって触れ合いも少しずつ少なくなっていくころだとは思いますが、まだまだ甘えたい、触れ合いたい年頃の子ども達。

 

 

走ったりもするかもしれませんし体力的にはしんどいかもしれませんが、翌日の筋肉痛はもう諦め、

 

 

腹をくくって全力で楽しむつもりで参加していただけると、幼稚園側もとても嬉しいです。