子育てで夫婦喧嘩!あるあるの原因は?旦那への我慢が爆発した経験談
子育てをしていると、旦那さんや奥さんと意見が分かれてしまい、言い合いになったり夫婦喧嘩にまで発展してしまう事ありますよね。
本当は夫婦仲良く、子どもの為に子育てをしたいのに、どうしてできないんだろう…と落ち込む事だってありますよね。
子育てを巡っての夫婦喧嘩は珍しくなくそれぞれの意見がぶつかってしまう事は私が保育士として働いていた時も、よく聞く話しでした。
今回は、子育てで夫婦喧嘩をしてしまう原因や対処法について経験談と一緒にご紹介していきたいと思います。
子育てで夫婦喧嘩をしてしまう原因は?
子育てをしている時に夫婦喧嘩のしてしまう原因は、各家庭によってさまざまだと思います。
でも、喧嘩の内容を聞くと、根本的な原因が何個かあったので、ご紹介していきたいと思います。
・お互いの考え方が違う(教育方針の違い)
・育った環境の違い
・お互いが子育てに一生懸命
・どちらかが子育てに無関心(に見える)
・相手に期待しすぎてしまう
この5点が大きな原因の喧嘩が、私が保育士をしている時に多かった原因でした。
お互いの考え方が違う(教育方針の違い)
これは、本当に10人いたら10個教育方針がある様な物です。夫婦だから、完璧に教育方針が一致すると言う事は中々難しいです。
話し合っていれば、お互いの考え方も理解できますが子どもが成長していくにつれて、話し合いする時間も無く、ポンと出た話にお互いが
「え?そんな考え方違うでしょ?こうしてくれると思った」と言う考えから喧嘩が始まってしまいます。
教育方針と言うと、勉強の事だったり、進学についてのイメージがありますが、保育園をそのまま継続するのか、
幼稚園に転園するのかの考えの違いや、保育園への考え方の違いでも喧嘩になる事が多いんですよ。
今は、保育園も様々な独自の保育をしたり、特徴的な事をしている園もありますし、園での方針も違うのでパパやママの考えに合った保育園を選びたくなりますよね。
幼稚園だって同じです。パパはA園の方針が好きだからA園。
ママはB園の方が子どもに合うと思ったからB園で話し合いをしていても、お互いヒートアップすれば喧嘩になってしまうのです。
育った環境の違い
これも、教育方針の違いと似ている部分がありますが、育った環境の違いも喧嘩の原因になる事があるんです。
パパは幼稚園の時から塾に通って毎日習い事に行って、それが当たり前だと思って過ごしてきた。
ママは幼稚園が終わったら、お友達と遊んだり、お母さんと一緒に買い物をしてのびのびと過ごしてきた。
こんな環境の違いから
「小さいうちから勉強は大事だ!」
「小さい時こそ、勉強以外の経験も必要!」
と言う喧嘩になってしまいます。
この逆のパターンもありました。小さい時に塾や習い事ばかりだったから自分の子どもには自由にさせたい。
小さい時に周りのお友達が習い事をやっていたのに出来なかったから、その事で何度も悔やんだからそうならない為にも、習い事をさせたい。
と言う喧嘩もありました。育った環境がお互い「当たり前」「これが常識」と思っていれば、喧嘩にも繋がります。
そして小さい頃の悔しさや、寂しさも凄く印象に残るので、そうさせない為にと言う強い想いを相手にぶつけると、喧嘩になってしまうケースです
お互いが子育てに一生懸命
喧嘩をするほど意見を言い合える夫婦は、お互いが自分なりに子育てに一生懸命で、色々調べたり、経験から学んだことをしようと頑張っている事があります。
保護者の方の話しを聞いていても、お互いが一生懸命子どもの事を考えているんだなと、何度も思いました。
先ほど挙げた2点の原因も、お互いがしっかりと、子育てに対しての【理想】や【想い】があるからこそ、ぶつかってしまうんですよね。
どちらかが子育てに無関心(に見える)
これは、イメージが付きやすいと思います。漫画などでも、ありますよね。
パパが仕事を頑張ってママが子育てを頑張って…いざパパに子育てを相談しようとしたら
「仕事で疲れてるから。子どもの事はお前に全部任せるよ」何て言うシーン、見た事があるような…?
このどちらかが、子育てに対して、無関心だったり、投げやりに見えると、「どうしてそんな態度?二人の子どもでしょ?」と喧嘩になってしまいます。
相手はそんなつもりが無くても、子育てにいっぱい、いっぱいの時期は、些細な言葉で爆発してしまうから、余計喧嘩になりやすいですよね。
相手に期待しすぎてしまう
イライラする事って、子育てに限らず、相手に対して、
「こうしてくれるのではないか」「こう考えてくれたのではないか」
と言う期待感があってその期待が外れると、イライラする事があると思います。
子育ても一緒で「明日は休みだから家族でどこかに行けるのではないか」「今抱っこ中だから、食器片づけるって気が付いてくれるのではないか」
「お風呂上がりだから子どもを見ていてくれているのではないか」と言うほんの小さな期待する気持ちが、子育てには出てきます。
その気持ちが外れてしまい、相手が全く違う行動をすると、「どうしてそうなるの!?」と喧嘩が始まってしまうんです。
我が家の夫婦喧嘩の体験談
私は短大を卒業してから、息子が小学校に入るまで、保育士として働いていたので、
旦那から見たら「プロのママに任せておけば安心じゃん!仕事で同じことしてるんだし!」と言う考えだったようですが、私は保育士ではあるものの、ママ歴はパパと一緒。
子どもが4歳ならママ4歳なんです。もちろん、プロとして働いていたので、知識や経験はありました。でも、我が子は全部が初めてのような感覚でした。
そして、担任として、一人でクラスをまとめる事の難しさを感じる事もあったから、二人で協力して子育てをしたいと、強く願っていました。
でも、やっぱり、パパはプロに任せる事への安心感と「出来て当たり前」の感覚と「俺が手出しすると仕事が増えるのではないか」と言う気遣いで、ワンオペ育児になりかけていました。
ある日、私が夕飯作りで手が離せなかった時に、オムツで交換してほしいと訴える息子。
オムツ交換をパパにお願いしたところ、「俺の方下手だから後でやっといて」と言われ、今まで我慢していた感情が爆発してしまい、大泣きしてしまいました。
息子が眠ってから、今までどんな気持だったのか、子育ては二人でしたかった事、ママとしては、パパと同じだから、協力してほしい事を話しました。
話し合いをしてからは、パパも私の気持ちを理解してくれて、育児に協力してくれるようになりました。
気持ちが爆発した時は、夕飯作りも中断し「どうして何でも人に任せるの!?」と旦那を責める口調でした。
旦那は旦那で、「え?」状態で、「だって保育士に任せた方が確実でしょ?泣く事なんかないじゃん?」と言う平行線の感じでした。
旦那の気持ちはよく分かるんですが、やっぱり、我が子は二人の子どもなので、一緒に悩んだり、共感し合ったりして、
楽しみたい事を伝える事が出来てなかったことを、反省もしました。
そんな喧嘩がありましたが、話し合いをしてからは、旦那も育児に凄く協力的になり、
私が言わなくても、自分から「息子の〜しておくね」と言ってくれるようになり、本当に良かったです。
夫婦喧嘩の対処法
育児での夫婦喧嘩の対処法は、まずは、きちんと話し合いが出来ているかを確認する事です。
話し合いが出来ていないと、お互いの気持ちを理解することは出来ずに、考え方のズレが出てきてしまいます。
もし、育児に対しての考え方の違いが、喧嘩の原因になっているならば、お互いの妥協点や、どこまでなら、お互いの意見を受け入れられるかなどを話し合うといいですね。
全て自分の思い通りに進める事は、子育てをしていくうえでもあまり良くない事です。困った時に「自分の思い通りにならないとダメなんでしょ?」
とパートナーから言われてしまう事だってあります。そんな事が起きないように、相手の意見にもしっかり耳を傾けていきましょうね。
パートナーが育児に対して、非協力的だったり、無関心だった場合は、頭に来ることを通り越してパートナーへの愛情までも覚めてしまう事も。
そんな時に、激しい夫婦喧嘩をしてしまうと、相手は、さらに育児に対して、非協力的になります。
もし、保育園などに行っている場合は、担任にも相談をしてみてください。そして、二人でお迎えなどに行ってみてください。
事情を知っている担任が対応する事で、パートナーへの話も変えていきますし、育児を「楽しいもの」と思ってもらえるように話をする事が出来ます。
家庭内の事だからと、一人で抱え込まずに、相談できる人がいるならば、相談をしましょう。
もし、相談できる相手もいなく、実家も遠い場合は、意識を変えていくしかありません。
でも、育児に対して非協力的な人の意識を変える事って、本当に難しいことです。
まずは、相手の出来る範囲の事をお願いし、オーバーに喜んで、嬉しかったことを伝えていく事がおススメです。
何度も同じことをしても、喧嘩になってしまうなどの場合は、手紙やメール、ラインなどを活用してみるのもおススメです。
言葉で思いを伝えると、相手の言葉に押されたり、言いたい事がまとまらなかったり、感情的になってしまう事が多いです。
手紙やメール、ラインならば書いたり打っている最中に冷静になって来たり、形に残るので、読み返してみて、自分も反省すべき点が見つかる事が多いんです。
もし、何をしても効果が無く、喧嘩が絶えない場合は、手紙などを使って、冷静になってみるといいかもしれないですね。
喧嘩の後の仲直りも忘れずに
子育ての事で喧嘩をしてしまうと、イライラして感情的になってしまいがちですが、冷静になって周りを見てみましょう。子どもがいます。
寝ていたとしても、夫婦間のぎこちない空気感は、教育上良くない事です。
子どもの事での喧嘩で、子どもの為を思って意見を言っていても、パパママが笑っていないと、子どもは不安になります。喧嘩した後はしっかり仲直りをしましょう。
夫婦喧嘩に勝敗を付ける事をしないで、相手の言い分を、頭に入れて、自分にも直すべきところは無かったのかを考えていくと冷静になれますよ。
そして子どもの顔をしっかり見ましょう。子どもの顔を見ると、不安そうな顔をしていませんか?
そんな表情にハッとして、冷静になり、仲直りするきっかけにもなります。子どもは本当に敏感です。
仲直りするきっかけが中々つかめなかったり、長期戦になってしまう場合もあります。
長期戦も、子どもにも、お互いの為にも良くないので、1週間を目安に仲直りするようにしましょう。
中々きっかけが無い人は、挨拶をする事から始めるといいですよ。
例え相手が無視をしてきても、諦めずに「おはよう」「いってらっしゃい」「おかえり」「おやすみ」など挨拶をしていく事で、仲直りがしやすくなります。
どうしても恥ずかしい場合は、メールや、ラインで自分の気持ちを素直に伝えるのもいいですね。
ベタですが、相手の好きな食べ物を作ったり、買ってくるのも仲直りをするきっかけになりますよ。
お互いの考え方は違って当たり前と思って
夫婦と言え、元は他人。子どもがいても、考え方の違いは出てきて当たり前と言う事を頭に入れておきましょう。
考え方が違うからこそ、色々な意見が聞けると前向きな気持ちになる事も大事な事です。
子育てでいっぱいな時ほど喧嘩が起きやすいですが子どもの為に、深呼吸をして、冷静になってみましょうね。
喧嘩した後は、その喧嘩がさらに、夫婦仲を深める物になるように、きちんと仲直りをしましょう。日ごろからの話し合いも忘れずにしましょうね。