保育園の父母会、保護者会の当日の内容や服装は?欠席する場合は?

保育園の父母会、保護者会の当日の内容や服装は?欠席する場合は?

子どもが保育園に通い始めると、大人同士も新たな人間関係が出来てかかわりが増えますよね。

 

 

保育園では父母会や保護者会を定期的に開催しているところがほとんどですが、

 

 

保育園生活が初めてなのは親も子も同じで参加にあたっての不安や緊張が大きい保護者の方もいるかと思います。

 

 

そこで今回は保育園の父母会や保護者会の概要や、私が保育園に勤務している経験から当日の服装や実際の内容などについて紹介していきたいと思います。

 

保育園の父母会や保護者会のねらいは?いつあるの?

 

 

保育園によって父母会や保護者会というように呼び方は違いますが、このような保護者同士の集まりを開催するねらい、時期、時間帯として以下の通りです。

 

 

父母会や保護者会を開催するねらい

 

「保育士と保護者のコミュニケーションの場を設けて保育内容の共有や事務連絡を行うため」と

 

 

「保護者同士の交流を深めて情報交換の場とするため」の2点が主にあげられるかと思います。

 

 

保育士と保護者双方の意見や思いを共有し、連携して子供と関わっていくために必要な場となっています。

 

 

普段は送迎の時間が違ってなかなか会うことができないママやパパにも会うことができるのも魅力です。

 

 

開催時期

 

私が勤務していた保育園では、保護者会は原則として年に2回、6月と1月の平日の遅めの時間から行うことになっていました。

 

 

この時期に行う理由はまず1回目は入園して数か月経ったところでの子どもの様子や保護者の疑問などを伝え合って不安を解消するためであり、

 

 

2回目は年度終盤ということで進級についてや年度末の行事についてといった1年のクラスの総まとめをするためです。

 

 

保護者会の時間帯

 

開催時刻に関しても平日の遅い時間ということで、保護者の方には家庭や仕事の都合をつけてなるべく参加してもらえるようにお願いしていました。

 

 

大抵は18時スタートで19時半あたりを目安に終了、20時までに撤収を目指していました。

 

 

保護者会の最中は別室で保育士がお子さんを預かり、簡単な夕食も用意するような配慮もあったのでママ達からは好評で参加率もほぼ100%で有難かったです。

 

 

参加時の服装について

 

保護者会は平日の夕方から夜に開催されるということもあり、仕事帰りの服装のまま出席される保護者の方がほとんどです。

 

 

保護者の方の職種も様々なので、スーツ姿の方もいればカジュアルな服の方もいますし、

 

 

早めの時間にお迎えに来られた家庭の方は一度帰宅して家事や夕食の支度をして私服に着替えてから開始時間に合わせて保育園に戻られる方もいます。

 

 

ただ保育園によりますが、施設の規模の都合で保護者会会場が子どもたちのクラスや小さめホールである可能性も十分に考えられます。

 

 

会社の会議室や集会室のように大人用の机とイスを人数分用意することが難しい場合もあるので、床に座布団を引いてローテーブルに資料を並べての会になる場合もあります。

 

 

ですので丈の短いスカートやぴっちりした服装よりもなるべく動きやすさやリラックスを重視した服装の方が、

 

 

長時間床に座る際にも変に気を遣わず保護者会に集中できるので良いでしょう。

 

 

このように服装に関しては保育園側から指定しているものはありませんので、その日の仕事の都合やご自身の生活スタイルに合った普段通りの服装で参加して大丈夫です。

 

父母会や保護者会の実際の内容や進み方について

 

父母会や保護者会の実際の内容について、私が勤務していた保育園における乳児クラスと幼児クラスでの進め方をそれぞれ分けて紹介していきます。

 

 

乳児(0〜2歳児)クラス

 

乳児さんは入園して間もない家庭の方もおり、子どもの月齢や発達によって個々の能力や保育園での過ごし方に一番大きく差が出るときです。

 

 

中には同じクラスの他の子どもと比べて自分の子どもの成長が不安になってしまったり、保育園生活自体に戸惑いを感じたりしている保護者の方もいるでしょう。

 

 

会の内容としては、「時間をかけて子ども一人ひとりの様子を丁寧に伝える」

 

 

「今後の見通しとして子どもの発達の見込みや保育園での食事やトイレの進め方を分かりやすく説明する」

 

 

「子ども同士のやりとりから来るケンカやいざこざが発生する可能性もあることをきちんと伝える」といった基本的な生活面の話に重点を置いています。

 

 

保護者会の進み方に関しては、年度初めですと担任保育士も保護者の方も一同に会する初めての機会となるのでまずは自己紹介を一人ひとりして、

 

 

そこから事前に担任が用意した資料に沿って話が進められていきます。

 

 

はじめは緊張もあり張り詰めた空気の中で淡々と進むことも多いのですが、子どもたちが進級を繰り返すにつれて保護者の方も付き合いが長くなって自然と仲良くなってきますので、

 

 

保護者会の雰囲気もどんどん和やかで笑い声があがることもあるようなアットホームな雰囲気になってくることがほとんどです。

 

 

幼児(3〜5歳)クラス

 

幼児さんは子どもも保護者も保育園生活に慣れており、担任保育士・保護者・子ども同士の信頼関係もかなり出来上がってきている時期ですので

 

 

堅苦しい挨拶や自己紹介は新入園児がいない限り省かれることも多いです。

 

 

その代わりに最近あった子どもの面白いエピソードや出来事などをそれぞれ発表し合ってみんなで大笑いしたり、

 

 

ほっこりしたりとリラックスした状態で会をスタートし、温かい雰囲気で進行していました。

 

 

幼児クラスになると集団行動が基本となり遠足や運動会といった大きな行事が年間予定にたくさん入ってくるようになりますので、

 

 

内容としてはそれぞれの行事の時期や概要、それに伴う家庭での準備物などについてといった事務的な連絡が多くなってくることが特徴です。

 

 

特に年長クラス(5歳児)の場合には全てが保育園生活最後の行事となり、卒園式も控えているためにより保育園と家庭で連携して準備をしていく必要があるため

 

 

年度初めの保護者会の場で保護者の方の中からも保育園行事をサポートしてくれる担当や係を何人かにお願いすることもありますので、出来る範囲で協力していただけると有難いです。

 

 

欠席の場合はどうなるの?

 

基本的には全員参加を呼び掛けている父母会や保護者会ですが、どうしても仕事の都合がつかなかったりお子さんの急な体調不良であったりという理由で

 

 

欠席を余儀なくされる保護者の方もいるかと思います。

 

 

そのような場合には事前に欠席が確定している時には出欠確認の用紙や送迎の際に口頭で伝えていただき、急な欠席の場合には保育園に電話連絡を入れていただければ大丈夫です。

 

 

欠席してしまったことに罪悪感を抱く必要も全くありませんので安心してください。

 

 

保育園側としてもクラスの保護者の方全員に同じ内容を共有したいと思っているので、

 

 

欠席家庭の方にも後日保護者会の資料に加えて当日話した内容や説明事項などをより詳しくまとめたプリントを渡すようにしています。

 

 

もちろん目を通して頂いて文字だけではよく分からないことや、もっと詳細を知りたい部分に関しては担任保育士が丁寧に説明するので遠慮なく質問してくださいね。

 

 

また仲良しのママ友が同じクラスにいる場合には、保護者会当日の話や資料には載らないような雑談内容なども含めて後日たくさん聞いてみると雰囲気が分かって良いでしょう。

 

 

保護者会は保育園生活の情報共有の場!楽しく参加して

 

保護者会と聞くと、「真面目で堅苦しい会かも」「初対面の人と話すのが苦手だから気が進まない」というようなマイナスな印象をもつ方もいるかと思います。

 

 

しかし実際の保育園での保護者会はとてもアットホームな雰囲気で、子どもたちの様子や日々の出来事などを自由に話しながら進んでいきますので、全く緊張する必要はありません。

 

 

また基本的に内容は事前に担任保育士が作成したレジュメがあり、それに沿って保育士が進行していくので突然皆の前で何かを発表するといったこともありません。

 

 

当日は「同じクラスの保護者の方や担任保育士といつもより少し多めにコミュニケーションを取ってみよう」くらいの気持ちで出席してもらえたらと思います。