保育士が教える!【0歳児】保育園の入園準備のコツや必要な物リスト
0歳児から子どもを保育園に預けることが決まると、保育園からのお知らせや保育士の説明を元にママたちは入園準備を始めるかと思います。
ママたちからは「保育園が決まったのは良いけれど、入園準備は大変そう…」「仕事もあるので時間のある時にどんどん準備を進めていきたい」
「説明の用紙をもらったけれど、具体的には書いてないのでいまいちよく分からない」という声もよく聞きます。
そこで今回は保育園における0歳児の入園準備の流れや段取り、必要なものリストを保育士として勤務した経験談も交えながらからお伝えしていきたいと思います。
入園準備はいつから始めるべき?
初めてのお子さんが0歳児から保育園に入るとなると、ママとしても分からないことだらけでなかなか思うように入園準備が進まないこともありますよね。
入園の際の準備物や、日々の送り迎えの際に必要なもの、定期的に用意するべきものなどの詳細は、
基本的には入園1ヶ月前頃に入園先の保育園で開催される入園説明会で資料が配られ、説明があります。
なので本格的な入園準備にとりかかるのも、入園の1ヶ月前となり、大体は3月中に揃えるような形になることが多いです。
しかしほとんどの保育園がそのような流れで入園予定の家庭に説明会を実施するため、
3月中は同じように入園準備のための買い出しをしに来る家族で大手量販店やショッピングモールなどはとても混雑します。
最悪の場合には買いたかったものが品切れであったり、サイズが無かったりして、
その日に全て揃えることが出来なかったという話も実際にママから聞きましたので、ギリギリでの買い出しには注意が必要です。
またママの中には「ドタバタしたり、直前で焦るのは嫌だから計画的に用意を進めておきたい」派の方もいますよね。
そのような場合には、保育園を事前に見学した際などに質問がてら入園に必要なものをざっくり聞いておくことをオススメします。
入園前の保育園見学は大体前年度の秋頃から始まりますので、いくつか見学しているうちに共通して必要そうなものが見えてきますし、
見学中に質問して詳しく聞くこともできる良い機会です。
そうすれば最低限必要なものや、保育園で実際に子どもたちが使用しているものがあらかじめ分かるので、
タオルやエプロンなどの消耗品はストックも含めて色々なお店を見ながら
親の好みのものや子どもに合ったものをゆっくり選んで用意してあげられますよね。
このようにある程度ゆとりを持って入園準備が進められていれば、入園説明会ではそこで提示された保育園独自に必要なものや、
サイズ確認などが必要なものだけプラスして用意すれば良いので、ママからしても気が楽になるので良いでしょう。
入園準備のコツ
ここでは入園準備のコツを3つ紹介します。
・大きめの保育園用バッグを用意する
入園準備はもちろん、0歳児クラスともなると毎日の保育園生活で必要なものも多く、送り迎えの際に結構な荷物量になります。
実際に保育園ママたちは大きめの肩掛けバッグやマザーズバッグを保育園用に用意していることが多いです。
特に大きさやブランドなどの指定はないので、家にあるものでも良いですし、伸縮性がありマチがついていて物を入れやすいデザインのものを新たに用意しても良いでしょう。
保育園用のバッグがあれば入園準備で揃えた物をそこにどんどん入れておくこともできて便利です。
・用意したものは用途ごとに小分けにする
保育園で必要とされる子どもの生活用品は、同じ種類や用途のものを何セットかまとめておくことが圧倒的に多いです。
揃えたものを後から確認する場合や、必要なものを必要な個数だけ取り出す場合にも、
全てまとめて袋に入れておくより種類ごとに小分けにパッキングしておいた方が後々の支度が楽になるのでオススメです。
・全ての持ち物に名前をはっきり書く
これはとにかく入園準備をする際に徹底してやっておいて欲しいと思います。
「とりあえず物を揃えて、名前は後から書けばいいかな」と思っているママも多いかと思いますが、いざ準備に取り掛かると、揃えるものは数も種類も想像以上に多いものです。
そこに後から細かく一つ一つに名前を書くという作業はとても大変ですし、疲れてしまって記入漏れや記入忘れが出てくることも珍しくありません。
保育園で使用する予定のものは購入するたびにすぐに記名するクセをつけておくと安心です。
0歳児の入園準備に必要なものリスト
ここではどこの保育園でも基本的にこれは準備しておいた方が良い!という必要なものリストをまとめておきます。
・着替えセット
保育園では乳児クラス、特に0歳児の子どもは清潔を保つためにこまめに着替えをします。
保育園によって多少違いはありますが、私の勤務先では毎日2、3回着替えをしていましたので、
それに合わせて子どもの肌着、服の上下もしくはロンパースの3点セットを最低でも2セットはロッカーに常備しておいてもらうようにお願いしていました。
保育園での子どもの衣類に関してはフードや装飾付きはNGであったり、着脱しやすいデザインのものが理想であったりと色々な条件もありますので、
シンプルで子どもに合ったものを多目に用意しておくと良いでしょう。
・スタイ
0歳児の子どもにとって着替えと同じくらい大切なのがスタイです。
よだれはもちろん、ミルクの吐き戻しなどで口周りや首回りが汚れてしまうことも多いからこそ、
スタイの交換はかなりの頻度で行いますので、多い子で1日5枚以上ストックを使ってしまうことも実際にありました。
スタイは家庭でも使えますし、変えも必要になりますのでまとめ買いをしておくことをオススメします。
・食事エプロン
離乳食が始まると食事用のエプロンも必ず必要になります。子どもの発達に合わせた食事の進み具合によりますが、
最多で1日3枚使用することになりますので、平日の5日分を回せる量と考えると、こちらもある程度の量を揃えた方が良いと言えます。
保育園のママさんたちは同じブランドやデザインのものを色違いや柄違いでいくつも揃えていることが多いです。
・おむつ
おむつに関しては保育園で一律で用意して、使用した分後払い制のところもあれば、家庭から持参してもらうところもありますし、
布おむつを導入しているところもありますので、家庭でも使うものだからとはいえ大量に用意するのは保育園の方針を確認してからの方が安心ですが、
最低でも送り迎えの分で1日2枚は必要です。しっかりと保育園に持っていく分には名前を書いて分けて用意しておきましょう。
・お昼寝用タオルケット
保育園では子どもはお昼寝の時間があります。
布団は保育園でリースしているところが増えてきていますが、布団に敷く用とかける用のタオルケットと、
保育園によっては布団カバーもサイズに合ったものを用意しなければなりません。
布団カバーに関しては確認が必要ですが、タオルケットは子どもの好きなキャラクターや色味で肌触りの良いものをあらかじめ準備しておくとスムーズです。
必須ではないけど準備しておくと意外と便利なものはある?
ここでは絶対必要とは言わないけれど、用意しておくと便利なものを紹介します。
・ビニール袋
保育園では着替えた後の衣類や食事に使ったエプロンなどはビニール袋に分けて入れて家庭に返却します。
もちろんビニール袋の用意は保育園にも最低限あるのですが、ママの中には「この汚れものとこの洗い物は分けて入れたい」というような方もいらっしゃいます。
個々の家庭の要望に全て応えることは保育園側としては難しい時もありますが、個人的にビニールを持ってきて仕分ける分には構いませんので、
帰宅前に効率よく子どもの汚れものの仕分けをしたい、スムーズに洗濯をしたいという場合にはビニール袋をストックで用意しておくと何かと便利ですし、
荷物が多いときや急遽子どもの靴を持ち帰らなければいけない時にも使えます。
・名前スタンプ、名前シール
先にも述べましたが、保育園における子どもの持ち物全てに名前を書くことは必須です。
「毎回油性ペンで名前を書いて、擦れて消えてきたり滲んできたりしたらまた書き直すなんて大変で嫌だなぁ」
というママには、名前スタンプや名前シールの活用がオススメです。
一度作れば何度も使えますし、特殊加工がしてあるので名前が消えたり、シールが剥がれたりしづらい仕上がりになり、
サイズなども選べますのでママが記入する手間を省くことができる便利アイテムですので用意してみても良いでしょう。
・哺乳瓶
哺乳瓶に関しては保育園で用意したものを使用している保育園がほとんどですが、規模の小さい園や託児所の場合には家庭と同じものを持参してもらい、
その哺乳瓶を子どもごとに分けて使用しているところもありますので確認が必要です。
しかし例え保育園の哺乳瓶を使用しているところでも、子どもがその哺乳瓶ではミルクを全く飲まない場合や、
乳首のサイズや質感が合わずにうまくミルクを飲み進められない場合には、
ママと相談して普段から家庭で使用している哺乳瓶を持ってきてもらったり、サイズやブランドを聞いたりする対応をとることもあります。
そのような場合に備えて予備の哺乳瓶を用意しておいたり、
愛用しているメーカーやサイズがすぐ分かるようにしておくとスムーズに対応ができます。
0歳児の入園準備は時間のある時に少しずつ揃えて
0歳児が保育園に入る時には、着替えやおむつといった生活用品がとにかく大量に必要になります。
着替えやスタイなどは家庭にあるものでも共用できますが、保育園のロッカーに3セット以上はストックしておくことや洗濯することを考えると多めの用意が必須です。
入園準備をギリギリで焦らないためにも、用意するものの優先順位を考えて、家にあるものとの兼ね合いを見ながらコツコツと用意していってみて下さいね。