保育園でのお昼寝、年齢別の時間は?夜寝ない時の対処法

保育園でのお昼寝、年齢別の時間は?夜寝ない時の対処法

保育園に預けているとお昼寝の時間が必ずありますよね。園によっては連絡ノートに〇時〜〇時までお昼寝と書く園もありますが無い園もありますよね。

 

お家でもリズムを崩したくない保育園と同じリズムでお昼寝をさせたいと思っているお家の方は多いです。

 

今回は私が保育士として働いていた経験談をもとに保育園のお昼寝の時間はどれくらいかまた、夜寝れなくなってしまう時の対処法などをご紹介していきたいと思います。

 

保育園でのお昼寝の時間はどれくらい?

 

一言でお昼寝と言っても同じ園でも0歳〜5歳まで預かるタイプの園ではお昼寝の時間も年齢に合わせて変えているんです。

 

0歳〜2歳までの乳児園タイプの園でも年齢に合わせてお昼寝の時間を変えています。

 

今回は保育園で行っている年齢別のお昼寝の時間のご紹介をしていきますね。

 

 

0歳クラス

 

0歳児さんは日中眠る事も多い時期ですが4ヶ月頃から12時45分から長くて2時間ほどお昼寝をします。

 

1歳近いお子さんならば長く眠れるので12時45分から15時までお昼寝をします。

 

 

1歳クラス

 

1歳児さんも12時45分〜15時までお昼寝をします。

 

中々寝付けないお子さんもいますが遅くても13時30分〜15時までお昼寝になります。

 

 

2歳クラス

 

2歳児さんは12時50分〜15時までお昼寝をします。

 

ちょっと遅くなっているのは寝る前にトイレに行ったり歯磨きをする事が出てくるので寝る準備があるので少し遅くなります。

 

 

3歳クラス

 

3歳児さんは13時〜15時までお昼寝の時間になります。

 

3歳児クラスは幼稚園で言うと年少さんのクラスになるので体力も付いてきているので少し遅く寝る時間になっています。

 

 

4歳クラス

 

4歳児さんは13時半〜15時までお昼寝の時間になります。

 

4歳児になると、グンと体力も付いてくるのでお昼寝の時間を短くしています。

 

 

5歳クラス

 

5歳児さんは13時半・14時〜15時のお昼寝の時間になります。

 

ただ、5歳児さんは就学の事もありますので冬休みが終わったら小学校へ上がる準備としてお昼寝をしない園が多くなります。

 

15時に起床と言う園が多いと思いますが15時半からおやつの時間になりますので15時に起きて、保育士がお布団を片付けてオムツ交換や、トイレへ行って目を覚ましていくようにしています。

 

 

保育園と同じようにお昼寝をさせたい

 

お家では中々保育園と同じようにお昼寝をしてくれないと言う声も多かったです。

 

保育園では、周りのお友達も布団に入ったり寝る前に絵本を読んで寝る前のご挨拶をして「今から寝るんだよ」と言うリズムを作っているのでお家では難しいかもしれません。

 

でも、せっかくできたリズムを崩したくは無いですよね。そんな時は保育園の真似をしてみましょう。

 

寝る前に絵本を読んで絵本を読み終わったら「寝る前のご挨拶。ママ、○○(お子さんの名前)おやすみなさい」と言って、今からお昼寝だよと言う事を伝えていきます。

 

最初は嫌がる事もあると思いますが寝る前に片づけをして絵本を読んで挨拶をすると言う流れをお家でもしていると自然と身についてきます。

 

これは根気がいる事ですが繰り返しする事が重要です。

 

そして、寝る部屋を出来るだけ暗くしましょう。

 

遮光カーテンなどあればいいですが無い場合は、カーテンを閉めてバスタオルをカーテンに付けて暗くしましょう。

 

私が担任をしていた時は小さい音量で「きらきら星」を流したり子守唄を流していました。

 

そして、お子さんをトントンしながらきらきら星を鼻歌で歌ったり寝つきが悪いお子さんには添い寝をしていました。

 

私は息子が小さい時にお片付け絵本お休みの挨拶をして音楽も聞こえるかな?と言う音量で流し部屋を暗くして

 

トントンして寝かしつけていましたが家だと私も眠くなってしまい私の方が早く寝てしまう事が何度もありました!

 

それでも、息子も私が寝たのを見てつられて眠くなって一緒にお昼寝をしていました。

 

お家でのお昼寝は一苦労ですがお母さんやお家の方も眠くなって、寝ないように耐えるのに我慢しないといけない時間で大変です。

 

でも、疲れているならば、無理をしないで1時間でも一緒に寝て疲れをとって下さいね。

 

中々お家でお昼寝のリズムが出来ない場合は保育園でどのような環境でお昼寝をしているのか詳しく聞いて、お家でもやってみると子ども達も、「寝る時間」と言う事を理解する事が出来ます。

 

お子さんがリズムが付くように出来るだけ園と同じ環境にするとお子さんもスムーズにお昼寝できることがあるので試してみてくださいね。

お昼寝が長くて夜寝ない!

 

園によっては16時までお昼寝をする園もあります。

 

さすがに、長いかな?とは思いますが園の方針だから…と何も言わないお家の方も多いです。

 

年齢に合わない長いお昼寝をする事で夜寝る時間が遅くなる。

 

遅いから、朝も起きれないと言う悪循環になってしまいますよね。

 

そうすると、お家の方も大変ですがお子さんもしっかり睡眠をとる事が出来ずに機嫌が悪くなってしまい大変ですよね。

 

また、夜の睡眠は、成長ホルモンが出て成長に大切な睡眠なので出来るだけ早く寝かせてあげたいですよね。

 

そんな時は園にお願いをしてお昼寝の時間を短くしてもらいましょう。

 

「そんな事できる?」と疑問に思うかもしれませんがお昼寝の時間を短くする事は出来ます。

 

直接担任へ「夜眠時間が凄く遅いので、14時には起こしてもらえますか?」と話をしてみたり直接話をする時間が無い場合は、連絡ノートに書いてみましょう。

 

とにかく夜眠れなくて、朝も起きれないんですと言う事をきちんと伝えて、早目に起きるようにお願いすれば園の方でも、保護者から言われた時間に、お子さんを起こす事が出ます。

 

私の息子は早くて2歳からお昼寝をすると23時まで起きている事がありました。

 

5分でも寝ると、夜遅くなっていたので思い切って、お昼寝を辞めました。

 

夕方眠くてぐずって大変かな?と思っていましたが体力があるのか夕方もぐずる事なくお昼寝を辞めたら20時にはしっかり寝る事が出来るようになりました。

 

保育園に預けていたので事情を話し、保育園でもお昼寝を辞めてもらいました。

 

お友達が寝ているので、静かにしないといけなかったのですが先生も、お絵かきや、塗り絵、絵本などで息子を見てくださったので卒園まで、お昼寝なしで過ごしていました。

 

時間を短くする事は私も何度も経験があったのですが2歳でお昼寝なしは、私自身も初めてだったので園に申し訳なかったのですが担任の先生から「夜眠れない方が〇君には辛いことだから大丈夫ですよ。

 

園でも大人しく遊んでいます。

 

これからも、私の隣で、暇にならないように様子を見ていきますね」と言っていただき有難かったです。

 

保育園ではお子さんの成長などに合わせて臨機応変に対応するのでもし、夜寝るのが遅くて困っている時やお昼寝の時間が長い気がすると言う時は担任や、主任の先生に相談してみましょう。

 

「お昼寝は30分だけでいい」
「しなくてもいい」
「14時には起こしてほしい」

 

など要望を伝えた後は夕方にお子さんがぐずってしまわないか夜ご飯の時に眠くならないかをしっかり確認しましょう。

 

夜眠らないから、極端にお昼寝を短くしてしまう事で夕方や、夜ご飯の時間に眠くなってしまい保育園から帰る時に寝てしまい逆に夜眠る時間が遅くなった!

 

と言う事や夜ご飯が眠くてしっかり食べられなかった!

 

と言う事もありますので徐々に減らしていく事がお子さんへの負担も少なくていいですね。

 

 

お昼寝をさせたい方へ。保育士のアドバイス!

 

『保育園と同じようにお昼寝をさせたい』でもお昼寝をするコツを書きましたがもっと具体的にお昼寝をスムーズにできるようにするコツをお伝えしたいと思います。

 

お家でお昼寝と言うと、大体休みの日になりますよね。

 

休みの日はお家の方も疲れているので朝はゆっくりしたいところ…。

 

でも、子どもの生活リズムは作るのは難しいですが崩す事は簡単に出来てしまうんです。

 

平日は6時に起きているのにお休みの日は8時に起きていると言うとリズムは崩れてしまいます。

 

お家の方も、お休みの日はゆっくり寝坊したいと思いますがお子さんの生活リズムをきちんとつけるために毎日同じ時間に起きるようにしましょう。

 

そして、お昼寝に必要なのは午前中の遊びです。

 

午前中、テレビやスマホばかりみていたら体力も温存されているのでお昼寝は中々してくれないです。

 

午前中はお子さんの体を動かすように心がけましょう。

 

買物に行っても子どもを乗せるカートに乗せるのではなく歩くようにするだけでも違いますよ。

 

買物中に子供に歩かれてはゆっくり買い物が出来ないと言う事もありますが最近は子供が押せる子供用のカートがあるのでそれを利用するのもいいですね。

 

子供が押すタイプのカートが無い場合お手伝いをお願いすると協力してくれることも。

 

「手伝って」と言うのではなく「ママ○○に〜してもらったら嬉しいな。お手伝いしてくれる?」

 

としてくれたら、ママは嬉しくなると言う気持ちを伝えるとお手伝いする!と言う気持ちになりやすいですよ。

 

お日様に当たる事も体力を使う事です。ちょっとお散歩へ行ってみたり公園へ行って体を動かしてみると体力を使うのでお昼寝もしやすくなります。

 

午前中いっぱい遊んで、昼食もいっぱい食べたらお昼寝の準備をしましょう。

 

お布団を敷いたりするときにお子さんにスマホやテレビをつい見せてしまいますがテレビやスマホをお昼寝前に見る事で眠気が覚めてしまいます。

 

テレビやスマホに頼らず絵本などを用意しておくといいですよ。

 

お子さんが絵本を読み終わったらお母さんやお家の方が絵本を読んであげましょう。

 

この時に、決まった絵本を読む事がおススメです。

 

私が保育園で担任をしていた時に行っていましたがお昼寝前は2冊絵本を読んでいました。

 

最後の1冊だけ毎日同じ絵本を読んでいました。

 

それが、最後に「おやすみなさい」と言う感じの絵本でパンダさんも寝ちゃったから皆も寝る時間だねと言う言葉がけと同じ絵本を寝る前に読むことでこの絵本を見たらお昼寝なんだなと言う事が子どもにも分かるからです。

 

お子さんの年齢に合ったおやすみ系の絵本を1冊用意するといいですよ。

 

そして寝る部屋は暗くして音楽をかけたり、お子さんの好きな毛布を用意したりリラックスできる環境を作ってあげましょう。

 

その時に部屋の温度や湿度もチェックして快適に眠れるようにする事が大事です。

 

お布団に入ったら子守唄を歌ったりトントンをする事が多いと思いますがここで、コツがあるんです。

 

トントンをする時は息吸った時に手を放して吐くときにトンと叩く事で一定のリズムになりお子さんが寝やすくなります。

 

また、トントンだけでなくおでこから目元まで撫でる事を一緒に行うと視界も暗くなり、入眠しやすくなります。

 

これは、保育士でも行っている方が多い方法です。

 

トントンをしながらおでこを撫でると言うのは難しいと言う声もありましたが出来ないようでしたらお子さんがウトウトしてきたらトントンではなくおでこから目元まで撫でる方法に切り替えるのもいいですよ。

 

でも、今まで、色んなお子さんを寝かしつけてきましたがトントンと撫でるのを一緒にすると本当にあっという間に寝てくれます。

 

保育士は何人ものお子さんを寝かしつけるので自然と両方同時に出来るようになっていますがお家の方も練習すれば出来るのでぜひお試しください。

 

後は「早く寝て!」と言う気持ちを持たない事が一番です。

 

お子さんは大人の気持ちを感じ取る事が出来るので早く寝てと思うと逆に目が覚めてしまう事もあります。

 

お昼寝をする時間が遅くなってしまうと起きる時間も遅くなり夜の睡眠にも影響が出てしまい早く寝てほしい気持ちが出てきますが眠くないなら仕方ないと言う気持ちを持つ事も大事です。

 

寝る場所も同じにして、寝る環境を整えて部屋やお布団を見た時に「寝る時間だ」と分かるようにする事も大事ですね。

 

 

お子さんの成長に合わせたお昼寝を

 

保育園がしている事だから…と中々言えない事かもしれませんがお子さんの生活リズムが崩れるのは好ましくない事なのでもし、お昼寝の時間を短くしたいなどの要望があったら園の方に要望を伝えましょう。

 

夜の睡眠も大事なので、お子さんがしっかり生活リズムを作れるように園と話し合いをしてお子さんに合ったお昼寝の時間になるようになるといいですね。

 

引き続き、「ほいくはっく」で、保育園の情報を紹介します。