敬老の日に保育園で作る製作や喜ばれるおすすめプレゼント

敬老の日に保育園で作る製作や喜ばれるおすすめプレゼント

可愛いお孫さんのいるおじいちゃんおばあちゃんにとって敬老の日はとても大切なイベントですよね。

 

 

敬老の日に合わせて子どもと一緒に祖父母宅へ遊びに行ったり、プレゼントを用意したりと楽しい予定がある家庭も多いかと思います。

 

 

そこで今回は保育園で敬老の日に合わせて作る製作やおすすめのプレゼントについて、

 

 

実際に保育園で勤務した経験談も交えながら紹介していきたいと思います。

 

敬老の日当日に向けて保育園がすること

 

敬老の日は9月の3週目の月曜とされていて、その日は祝日となります。

 

 

土日と合わせて3連休になることもあり、おじいちゃんおばあちゃんも含めた家族みんなで旅行に行ったり、

 

 

遠方の祖父母宅に遊びに行ったりする計画を立てている方もいるかと思います。

 

 

保育園では、敬老の日当日が祝日でお休みということもあり、当日に園をあげて何か大きな行事をするということはあまりありません。

 

 

しかし敬老の日に間に合うように保育園の日中の活動の時間に季節に合わせた製作をしたり、

 

 

敬老の日について子どもたちと話をする時間を設けておじいちゃんおばあちゃんにプレゼントを作ったりすることは実施しています。

 

 

9月の頭から2週目にかけて各クラスで作った製作物やプレゼントは必ず週末に家庭に持って帰ってもらい、

 

 

敬老の日におじいちゃんおばあちゃんへ手渡せるように配慮します。

 

 

保育園には0〜6歳の様々な年齢の子どもたちがいますので、

 

 

保育士は9月に入ったあたりを目安にして子どもたちに敬老の日の意味や日にち、

 

 

そしてなにをすれば喜んでもらえるのかを話し、その日のために製作やプレゼント作ろうと声をかけて製作に移るのが基本的な流れとなります。

 

 

製作はどのクラスでも実施しますが、しっかりと敬老の日に関するお話もするのは3歳以上の幼児クラスがメインです。

 

 

ただ乳児クラスの子どもたちに対してはなにも話さないということではなく、複雑な説明ややりとりは省いて、

 

 

「この日はおじいちゃんとおばあちゃんにありがとうっていう日なんだよ」

 

 

「おじいちゃんおばあちゃんに会ったら、◯◯ちゃんのお話をたくさんしたり、一緒に思いっきり遊んで楽しく過ごしてね」

 

 

と分かりやすい言葉で伝えるようにしています。

 

 

保育園で乳児クラスが作る製作について

 

ここでは0〜2歳の乳児クラスで実際に作った製作について3つ紹介します。

 

 

・手形、足型スタンプ付きカレンダー

 

赤ちゃんの頃の手形や足型はとても小さくて可愛らしく、様々な色のインクでスタンプにすると立派な作品となります。

 

 

子どもの機嫌の良い時や活動時間を見計らってなるべく綺麗に型がとれるように何回か画用紙にスタンピングします。

 

 

型がとれたら、手形と足型の部分だけになるように切り取り、保育士がカレンダーを貼り付けて仕上げをします。

 

 

敬老の日は9月半ばですので、9月〜12月分の暦を用意して、

 

 

台紙にサイズやバランスを調節しながら貼っていき、最後に名前や祖父母へのメッセージを書いて完成です。

 

 

カレンダーは部屋の目立つところに飾り、日々目を通すものですので、記念に渡すものとしては最適です。

 

 

さらに0歳からの3年間、毎年このカレンダーを作っていくと子どもの手足の型がどんどん大きくなっていき、

 

 

並べてみると成長を感じることができるのも製作として人気の理由です。

 

 

・牛乳パック小物入れ

 

これは1、2歳の製作としてよくやっていました。

 

 

牛乳パックの上半分を切って箱状にしたものを2〜4つ両面テープで繋げて、ペン立てや小物入れを作るというものです。

 

 

牛乳パックの形を整えて、表面に色画用紙を貼り、繋げるところまでは保育士が準備を済ませておきます。

 

 

そこに子どもたちがクレヨンで模様を描いたり、ちぎった折り紙を糊で貼り付けたり、シールを貼ったりして思いおもいの装飾を施して完成です。

 

 

実際におじいちゃんおばあちゃんに使い道を聞くと、テーブルの上に置いて眼鏡入れにしていたり、

 

 

玄関に置いて鍵や印鑑入れにしていることが多く、皆さま長く大切に使ってくれていました。

 

 

・ぽんぽんスタンプのしおり

 

これは大きめの長方形に切った画用紙に子どもが指に様々な色の絵の具を付けてスタンプしたものに、

 

 

好きな色のリボンを付けて、しおりを完成させるというものです。

 

 

スタンプした長方形の画用紙はそのままだとシワになったり折れたりしてしまうので、

 

 

一度保育士が預かってラミネート加工をしてからリボンをつけます。

 

 

簡単に作れる上に、持ち運びも簡単なので遠方の祖父母にも渡しやすいと保護者の方からも好評でした。

 

 

おじいちゃんおばあちゃんも本を読むたびに孫のことを思い出せ、

 

 

肌身離さず持ち歩けることからお守りのように思って大切にしているといった感想もいただけました。

保育園で幼児クラスが作る製作について

 

ここでは3〜5歳の幼児クラスで実際に作った製作について3つ紹介します。

 

 

・似顔絵、メッセージ入りハガキ

 

幼児クラスになると自分で絵や文字がかけるようになり表現の幅が広がります。

 

 

ハガキや便箋に子どもが自分で似顔絵やメッセージを書いて、手紙としておじいちゃんおばあちゃんに手渡したり、

 

 

保護者の方に協力してもらい事前に教えてもらった住所を保育士が代筆して

 

 

祖父母宅に近所のポストから送ったりするようにしていました。

 

 

子どもたちも「おじいちゃん、おばあちゃんにお手紙がかける」

 

 

「自分の言葉で好きな文章を書いて伝えられる」ということが製作の楽しみとなり、

 

 

出来上がった手紙を保育園を出て自分の手でポストに投函するという経験も良い思い出になります。

 

 

手紙は定番だと思われがちですが、子どもが心を込めて直筆で描いた手紙は

 

 

おじいちゃんやおばあちゃんにとても大きな感動を与えること間違いなしです。

 

 

毎年届く手紙をみて「(孫の)絵がうまくなったなぁ」「もうこんなに字が上手に書けるようになったのだなぁ」

 

 

と成長に驚かされると同時に受け取るととても温かい気持ちになれるのでオススメです。

 

 

・折り紙、切り絵などでフレームを飾った写真立て

 

この写真立てはフレームは段ボールや厚紙を組み合わせて作ったものであり、

 

 

その土台となるフレーム部分は保育士があらかじめカッターで切りパーツを用意しておきます。

 

 

それを幼児クラスの子どもたちが糊やボンドで組み立て、組み立てが終わったらフレーム周りを

 

 

飾るために好きな色の折り紙や画用紙を自由に折ったり切ったり色を塗ったりして飾りのパーツを手作りしていきます。

 

 

飾りのパーツが出来上がったら、糊やテープを使ってフレーム部分に張り付けて完成です。

 

 

折り紙ではお花を作る子もいれば手裏剣を作る子や動物を作る子もいて、

 

 

必要に応じてサインペンで顔や模様を書き加えたりすることで個性あふれる世界にひとつだけの

 

 

写真立てを作るために自分の好きな物や好きな色をたくさん使って飾っていました。

 

 

写真立ての中身は空でも良いですし、保育園で撮った子どもの最高の笑顔の写真を一緒に入れ込んだ状態で完成でも良いでしょう。

 

 

・紙コップけん玉

 

これは紙コップを二つ用意し、底の部分同士を向かい合わせてビニールテープかマスキングテープでつけ、

 

 

中心部にタコ糸とアルミホイルか新聞紙で丸めた玉を結び付けて完成させる手作りけん玉です。

 

 

ポイントはけん玉として完成させるために紙コップ同士をくっつける前に、

 

 

紙コップに絵を書いたりシールを貼ったりして装飾を済ませておくことです。

 

 

組み立ててしまうと絵が書き入れづらかったり、力を入れて装飾をしている内に

 

 

せっかくつなげた紙コップがずれて取れてしまったりする可能性があるからです。

 

 

子どもたちは製作過程も工作感覚で楽しめますし、友だち同士でおしゃべりしながら完成まで集中して取り組むことが期待できます。

 

 

さらに完成後はおじいちゃんおばあちゃんに渡すだけでなく、けん玉を使って一緒に遊ぶこともできる人気アイテムといえます。

 

 

おじいちゃんおばあちゃんに喜ばれるおすすめのプレゼントは?

 

先に述べたように、保育園では子どもの発達やクラスの雰囲気に合わせて敬老の日に向けた様々な製作物を作っています。

 

 

製作物やプレゼントを事前に作り、当日に合わせて持ちかえったあとのエピソードを子どもたちや

 

 

ママ達から後日談として聞くことも多いのですが、その中でもおじいちゃんおばあちゃんがかなり

 

 

喜んでいたおすすめのプレゼントについてシチュエーション別に紹介していきます。

 

 

・祖父母が遠方にいる場合

 

祖父母が遠方におり、会いに行く予定もないようであれば保育園での製作物は郵送で渡す形になることが多いかと思います。

 

 

その場合にはやはり手紙が喜ばれ、次に形が崩れにくい平面の絵や写真立てなどが特に喜ばれるようです。

 

 

なかなか会えない祖父母に向けて、写真立てには直近で撮った家族写真や、

 

 

子どもの写真のコラージュなどをママ達が工夫して作り、それをサプライズで写真立てに

 

 

はめ込んだ状態で送っているという家庭もいました。

 

 

遠くにいても家族や孫のことを身近に感じ、いつでも思い出せるようなプレゼントがオススメです。

 

 

・祖父母が近隣にいる場合

 

祖父母が近所に住んでおり、気軽に会える距離である場合には敬老の日のお祝いも兼ねて当日に食事会をしたり、

 

 

祖父母宅に子どもが遊びに行ってお泊まりをしたりというような計画をたてる家庭も多いです。

 

 

おじいちゃんおばあちゃんからしてみれば、実際に家族や孫の顔をみて、色んな話をしておいしいものを一緒に食べて、

 

 

めいっぱい遊ぶということが一番嬉しいことだと思います。ですので

 

 

「保育園でおじいちゃん、おばあちゃんのために一生懸命作ったよ」

 

 

「いつも遊んでくれてありがとう」「ずっと元気でいてね」などという一言を添えて、

 

 

製作物やプレゼントを手渡すことが最も良いといえます。

 

 

製作やプレゼントを渡し、そのまま子どもと祖父母で記念写真を撮ればそれも大切な思い出になるのでオススメです。

 

 

保育園での製作を考える場合には、子どもから祖父母への渡しやすさや祖父母の反応を考えながら内容を練っていくことが望ましいです。

 

 

プレゼントは子どもの成長が分かり、思い出に残るものをチョイスして

 

敬老の日に保育園で作る製作はその時の子どもの発達や能力を存分に発揮できる内容のものが設定されていることがほとんどです。

 

 

子どもの成長が目に見えて分かるように、毎年手形は必ず製作のどこかに入れていたり、写真を入れたりと保育士もあれこれ工夫をしています。

 

 

このように何年も繰り返し保育園で敬老の日の製作をし、プレゼントを並べてみると様々な部分に子どもの成長がものすごくよく表れていて感動するはずです。

 

 

ぜひ毎年子どもが楽しんで製作し、保護者や保育士が仕上げをして、受け取った祖父母はものすごく喜ぶというような

 

 

誰もが幸せな気持ちになれるプレゼントをあげられるように製作やプレゼントを考えてみてくださいね。