保育園の送迎サービス、どんな人が利用している?内容や料金、時間は?
子どもが保育園に通い始めると、保護者としては送り迎えが必須となります。
日々のルーティンに加えて家事と仕事の都合をつけて決められた時間までに子どもの保育園の送迎を毎日続けることは想像以上に大変です。
今回は保育園の送迎サービスについて、気になる内容、料金、時間、やメリット、デメリットについて紹介していこうと思います。
保育園の送迎サービス、どんな人が利用している?
子どものためにと思っていても、ママの体調や仕事の調子によっては保育園までの道のりが
ふと「大変だな」と思ってしまうこともありますよね。
実際に言葉に出したり実際に送迎を放棄したりしているわけではないし、
頭の中にこのような感情が浮かんでしまうことは誰にだってあるので罪悪感をもつ必要はありません。
実際にどういう人が送迎サービスを利用しているのか、実際に利用したママさん達の例を3つ紹介します。
・体調が悪い
いつも元気なママだって時には風邪を引いたり、疲れが溜まって寝不足状態でだるかったりする日もありますよね。
身体が出している休めのサインを見逃さずに、きちんと休息をとれているママは圧倒的に少ないのが現状です。
そのような状態でもなんとか身体を奮い立たせて、無理を押して子どもの送り迎えをはじめとする主婦業を完璧にしているのです。
しかし本来ならば体調不良であれば家でひとりでゆっくり過ごしたいはずです。
朝から子どもの身支度をして、ぐずる子どもをあやしながら保育園に連れていくことは想像以上に心身ともに疲れます。
このようなママのコンディションの日には、いつもは苦痛に感じないはずの保育園の送迎が面倒に思えてしまいやすくなります。
・兄弟児がいる、もしくは妊娠している
保育園に通っている子ども以外に小学生の兄弟がいる、もしくは生まれたばかりの赤ちゃんがいる、
妊娠しているというような状況は各家庭によってどんな場合も十分にあり得ることであり、
「それが原因になるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
しかし実際には「上の子が学童に行っているのでそっちのお迎えを済ませてから保育園に来ている場合」や
「いざ送迎に出かけようと思ったら下の子がぐずってとても出られる状態にない場合」が生じる可能性が考えられ、
送迎の時間が大幅にずれてしまうリスクがあるのです。
そのような「どう頑張っても時間的にも物理的にも無理!」な状況になった場合に、利用している方もいました。
・仕事が忙しく、時間が足りない
子育てや家事だけでも大変なのに、それに加えて毎日責任をもって仕事をしている保護者の方には本当に頭が上がりません。
仕事の内容や忙しさは人それぞれで、時短勤務をしているママ、パート勤務のママ、復帰前と変わらずフルで仕事をしているママなど保育園には様々な働くママがいます。
もちろん仕事をしていれば繁忙期があったり、スタッフが足りなくて休みづらかったり、
想定外のトラブルが発生したり、通勤中に交通トラブルに巻き込まれたりと色々なことがありますよね。
このような状況に陥った時には「子どものお迎えがあるから残業せず帰らなければいけない」
「他の人に自分の仕事もお願いせざるを得ない」「ギリギリまで仕事をして退社したのに電車が遅延してお迎え時間に間に合わない」
というようなマイナスな思考回路にどうしてもなるものです。
「責任をもって仕事している、したいと思っているのに送迎時間というタイムリミットがある」
そんなママが送迎サービスを利用されるケーズも多いです。
送迎サービスって何?
送迎サービスとは各家庭の多様な要望に応じて派遣されるベビーシッター業の一環として提供されているサービスのことを指します。
主にベビーシッターの派遣会社や家事代行サービスの会社が行なっている事業で、短時間でベビーシッターを利用できるものです。
会社によっては短時間のベビーシッターサービスをひとまとめに送迎サービスとして言って打ち出しているところもあれば、
短時間保育の利用用途の中に「送迎のみの利用も可」と記載してアピールしているところもあるので、
送迎サービスを利用したいけれど当てはまる項目がない場合には短時間利用の欄をチェックしてみてください。
ここでは利用方法や料金制度、サービス内容などを分けて説明していきます。
利用可能時間
派遣会社には様々なベビーシッターが在籍しています。日中のみのシッターもいれば夜間専門で
働くシッターもいますので各家庭のニーズに合わせて時間を指定することでその時間に対応可能なシッターが来てくれるので心配無用です。
送迎サービスは短時間での利用になることが多いと思いますので、その場合には最短で1回30分からの利用が可能です。
30分という時間の中にシッターの移動時間も含まれるのか否かなどの細かい条件は会社やシッターごとに異なりますので事前に確認した方が良いでしょう。
利用料金
30分刻みで料金設定をしているサービス会社が多く、関東圏内であれば30分で2000〜2500円の価格帯が一般的となっています。
ただし夜間や早朝などは追加料金が必要だったり、送迎時に車や公共機関の利用が必要だったりする場合などはそれらは別途料金となる可能性もあります。
また対応する子どもの年齢が小さければ小さいほど、安全性への配慮や衛生面での気遣い、
ミルクやオムツの用意など手がかかりますので高い料金設定となっていることがほとんどです。
先に挙げた料金は単発利用での料金の目安であり、曜日ごとや週ごとに決まった時間に必ず送迎サービスを
利用することが決まっている場合には月単位での契約や定期利用の申し込みをすることでお得なプランがあることもあります。
これらはあくまで子ども1人に対する料金であり、兄弟で送迎やベビーシッターをお願いする場合には
兄弟割引などを活用しても倍近い料金が必要となるので、利用前には条件を全て伝えて見積もりを出してもらうことをオススメします。
サービス内容
送迎サービスといっても基本的にはベビーシッターを軸としたサービスとなりますので、もちろん保育園の往復のみの送迎だけをお願いすることもできますが、
契約した時間内に収まるようであれば登園前の子どもの朝食の用意や着替え支度、お迎え後の子どもの遊び相手やお風呂の準備なども
お願いすることができるのが送迎サービスの大きな特徴といえます。
送迎サービスを担当するシッターは保育士や幼稚園教諭の資格保持者や子育て経験者のベテランママのことがほとんどなので、
子どもとの相性をみながら信頼して任せられるシッターと出会えたら継続して利用することももちろんできます。
シッターに空きがあれば当日の急な利用もできるので、仕事や家庭の事情で急にサポートが必要になった場合にもママの強い味方となるサービス内容だと言えます。
送迎サービスのメリット
子育てママの強い見方である送迎サービスに考えられるメリットを説明します。
・好きな時に必要な分だけ利用できること
家庭やママの都合良くピンポイントで時間やサービスを指定することができるので、無駄なストレスを感じることがなくなります。
・早朝や夜間などの時間帯も柔軟に対応してくれること
ママの働き方が多様化していることに伴い、保育園も早朝や夜間まで開園しているところも増えているのが
現状ですので各家庭の状況や保護者のニーズに合わせたサービス提供をしてくれることは大きなメリットとなります。
・送迎のみの利用に限らず、家事や子どもの身支度なども指定された通りに済ませてくれること
「朝の30分にもう少しゆとりがあればイライラしないで済むのに」「お迎えをあと1時間遅らせられたら仕事が終わるのに」ともやもやしている方はたくさんいるはずです。
そんな時に家庭の生活スタイルに合わせて子どもの対応もしながら手際よく家事をしてくれるプロの存在はママの気持ちに余裕がなくなった時の逃げ道にもなります。
送迎サービスのデメリット
送迎サービスには先述したようなメリットもある反面、よく知っておかなければならないデメリットもあります。
・子どもや家庭内の安全を守るためにも危険性は十分に考えないといけないということ
会社から派遣されてくるベビーシッターとはいえ、全員が良い人であるとは限らないのが今の世の中です。
登録しているシッターの中には経験者や有資格者もいれば、無資格の人もいます。
利用しようと思うサービス会社のシッターの採用基準や選考基準、利用までのやりとりなどは徹底して確認しておくことが望ましいです。
子どもの命を預けること、家にあげることにはリスクも伴うということをしっかりと理解して利用するようにしましょう。
・送迎サービスを利用することを保育園や子どもに理解してもらえない場合があること
保育園としては基本的には両親もしくは祖父母など家族の方に送迎をお願いしており、
園内に不審者を入れないというような安全性への配慮からも送迎サービスのスタッフでは子どもを引き渡せないと言われてしまうこともあります。
また子どもも急に親以外の人がお迎えに来たら人見知りで怖がったり、親になかなか会えないことに不安を覚えてしまって泣いたりと嫌な思いをしてしまう可能性もあります。
このような事態を避けるためにも、送迎サービスを利用する場合には利用日や利用時間、
そしてどんな人が送迎を担当するのかを事前に保育園や子どもに向けて丁寧に説明し理解を得ておく必要があります。
安心してお願いできるシッターを見つけて
送迎サービスの利用にあたってはメリット、デメリットがあるものの、
自分の生活スタイルに合うサービスを提供しているシッター会社や信頼できるスタッフに出会うことさえできれば利用しない手はありません。
仕事や家事で手が回らず時間が欲しい時はもちろん、「ちょっと疲れたから一人でゆっくりしたいな」
「今日は家事もサボりたいな」という気持ちが芽生えた時にも気軽に利用できます。
ママが一人で頑張りすぎてストレスや疲労をため込んでしまうことは家族にとってもよくありません。
気持ちを割り切って、プロに頼むことで自分が楽になれるのであれば積極的に利用してみてくださいね。