保育園、説明会の時の内容や服装、持ち物、質問について

保育園の説明会〜内容や服装、持ち物、質問など保育士が答えます〜

入園前の保育園の説明会って一体どんな集まりになるの?と初めてのことばかりで不安になりますよね。

 

 

保育士や同じクラスの保護者の方々とも初対面となり、親子共々どんな環境に入ることになるのか緊張も大きいと思います。

 

 

子供のためにも、入園前の保育園の説明会では聞き逃してはいけないポイントや参加にあたっての心構えなどがたくさんあります。

 

 

そこで今回は私が保育士として働いていた経験から実際に入園前の保育園の説明会の内容や流れ、服装、持ち物、質問しておいた方がいいことなどを紹介していきたいと思います。

 

入園前の説明会っていつ頃あるの?

 

入園説明会は基本的には来年度の4月からその保育園に入園する子供とその保護者を対象に開催されますので開催時期は保育園への入園児が決まった後になります。

 

 

仕事の都合があるから早く日程を知りたい、保育園で用意すべきものなどはゆとりを持って揃えておきたいという考えの親御さんも多いとは思いますし、

 

 

保育園側としても早くから保護者の方ともお子さんともコンタクトを取りたい気持ちはあるのですが、入園ギリギリの開催になってしまうのが現状です。

 

 

その理由としてはお子さんの保育園の入園決定通知が役所から届くのが早い方で年明け、

 

 

その後調整などあって二次、三次募集の方まで全ての来年度入園時が確定するには2月いっぱいまでかかってしまうことがあげられます。

 

 

よって一般的に説明会は3月上旬から半ばまでに行われることが多いです。

 

 

日時としては基本的には3月の1.2週目の週末、主に土曜日の午前中に開催されており、

 

 

開催日時の詳細や案内などは入園が決まった後に保育園から通知や電話連絡が来て知らされるという流れになります。

 

 

年度末で公私共に忙しい時期ではあるかと思いますが、春からの保育園生活を円滑に進めるためにも保護者の方には原則参加をお願いしています。

 

 

しかし万が一どうしても都合が付かない場合や、お子さんの急病や家庭の事情などでやむをえず欠席の場合はその旨を伝えていただければ個別に対応することもあります。

 

 

園によって欠席者への対応は様々ですので、そういう場合には早急に問い合わせてみることが望ましいです。

 

 

どんな服装がベスト?子供や旦那も一緒に行くべき?

 

入園前の説明会となると、入園式のようなかしこまった服装で行くべきなのか、それとも私服でいいのかというところも非常に悩めるポイントですよね。

 

 

保護者同士の関わり合いもあると思うと「浮かないように服装にも気を付けなければ」「挨拶のために子供や主人も連れて行った方が良いの?」と考えるのは当然です。

 

 

服装に関しては説明会に小さなお子さんや赤ちゃんを連れてくることも多いかと思いますので、指定がないようならスーツやワンピースなどかしこまった服装というよりも、

 

 

普段通りの動きやすく汚れても問題ないような服装の方が良いでしょう。

 

 

実際には保育士も普段の仕事着で参加家庭への挨拶や面談に臨みますのでそこまで気にする必要もないです。

 

 

参加者に関しては私が勤めていた保育園では、お子さん同伴でも、旦那さんと一緒に参加しても、

 

 

お母さん一人の参加でも構わないという形で参加にあたって特にこれといった制限は全くないと事前にお知らせをしていました。

 

 

中には仕事で忙しいときは祖父母が保育園に来ることもあるから…と2世代で参加する家庭もありましたし、お子さんの同伴に関しても

 

 

「一緒に来て泣いてしまったら話を集中して聞けないから自宅で父親とお留守番している」というように敢えて一人で参加するお母さんもいました。

 

 

近年は家庭によって子育ての方針や熱心さ、両親間の保育園との関わりのバランスなどは多様化していますので、

 

 

他の家庭をみて「他の人はみんな旦那さんも来ていたな」「私だけ子どもを預けて来ちゃったな」と思う必要はありませんので

 

 

安心して無理のない範囲で参加するようにしてくださいね。

 

 

説明会に参加するにあたって必要な持ち物はあるの?

 

入園前の説明会に関しては、当日に説明会のレジュメや資料などは保育園側で用意し配布しますので保護者の方は筆記用具のみ持参していただければ特に問題はありません。

 

 

もしお子さんも一緒に参加されるようであれば、長時間の会になることもありますので退屈をしのげるお気に入りのおもちゃやおやつ、お茶など

 

 

必要に応じて自由に持ってきて大丈夫です。

 

 

また0歳児の乳児クラスに入園する保護者の方の場合には、お子さんの既往歴や発達に関してこちらが配慮しなければいけないことがあるのであれば、

 

 

必要に応じて母子手帳やかかりつけ医の検診記録なども持ってきていただけるととても分かりやすいので助かりますし、

 

 

アレルギー体質のお子さんの場合には受診記録やアレルギー検査の結果などを持ってきてもらうようにお願いすることもあります。

 

 

保育園によっては室内用のスリッパを各自用意して履いてもらうよう定めているところもありますが、基本的には保育園側から言われなければ筆記用具のみで問題ありません。

説明会の流れと話す内容について

 

入園前の説明会の大まかな流れとしては園長や主任の挨拶から始まり、保育方針の説明や施設の案内がはじめにあります。

 

 

そのあと配布資料に沿って入園時に必要なものやお子さんのもので揃えていただきたいもの、登園時間や保育時間、行事の案内などの細かい説明がされます。

 

 

園によっては栄養士から給食に関する話があったり、看護師から感染症や怪我および病児の対応に関する話もあったりします。

 

 

ここまでが全体で周知しておいてほしい情報の共有で、会場にいる参加者全体に対しての事務連絡のような形式です。

 

 

全体会が終わると、そこから後半は個別の対応となります。なぜ個別対応が必要かというと、入園する子供の年齢や月齢も違えば、保育園が初めての家庭もそうでない家庭もあります。

 

 

さらに子供の性格や体質など保護者が入園にあたって不安に思っている内容はバラバラな上に、

 

 

その疑問や不安の中には個人情報といったデリケートな内容も含まれることがあるため、必ず担任となる保育士が一対一で丁寧に話をするようにしているのです。

 

 

初対面の保育士との個人面談となると何を話して良いか分からず緊張してしまうこともあるかと思いますが、心配は無用です。

 

 

個人面談に当たっては家庭で事前に子供に関するアンケートを記載してきてもらい、その内容を中心にやりとりをしていきますので難しいことは一切聞かれません。

 

 

まずは子供の家庭での様子や生活リズム、好きな遊びや食べ物などを聞き取り和気あいあいとやりとりをしながら既往歴やアレルギーなど、

 

 

保育園で生活する上で配慮すべき特記事項や緊急時の保護者の方への対応や連絡先を確認していくような形になります。

 

 

面談をする保育士は経験年数もありますし、どんなお子さんにもご家族の方にも笑顔で丁寧にかかわって保育の専門家として誠意をもって真摯に対応してくれます。

 

 

いざ保育園生活が始まってしまうと、子供や他の家庭がいたりバタバタしていたりで担任の先生と一対一で長時間じっくり細かい話をする時間ということはもてないものです。

 

 

入園前説明会の面談はとても貴重な時間ですので、子供の情報以外でも、子育ての悩みや保護者が保育園に持っている疑問や不安なども遠慮せずに納得いくまで聞いてみてくださいね。

 

説明会で特に質問しておくべきポイントとは

 

説明会では一度に色々なことを聞くことになりますので、情報の整理や疑問点の集約に時間がかかってしまいその場ではまとまらず質問できなかったということもあるかもしれません。

 

 

そこでこれだけは確認しておいた方が良いというポイントを3点紹介します。

 

 

子供の生活用品で準備や作成が必要なものの種類とサイズ

 

園によっては怪我防止のためにフード付きやスパンコールなどの装飾の付いた服は駄目、汚れても良い衣類のみ用意して下さいと指定があり、

 

 

家庭で着用しているものは園生活に適さず追加購入などで用意が必要なことがあります。

 

 

また午睡時に使用する布団カバーやシーツの用意もお願いされることもあります。

 

 

もちろん既製品を購入しても良いのですが、園指定の布団サイズがあることもありますので、お子さんの好きなキャラクターや肌触りの良い素材で

 

 

ミシンを使って作る家庭が多く、すぐに用意出来るものではないので衣類同様、いつまでに用意するべきかと何がいくつ必要なのか、

 

 

サイズ指定はあるのかという点をしっかり確認することをオススメします。

 

 

クラスでの1日の流れや生活リズム

 

保育園ではクラスによって1日の過ごし方や給食、午睡の時間に違いがあります。

 

 

自分の子どものクラスは給食を何時に食べて、何時間お昼寝をするという点をなんとなくでも把握しておくのは大切なことです。

 

 

なぜなら園生活が始まると、家でも早く眠くなったり、甘えてぐずり始めたりと今までとは違う姿や変化が見られることがあり、

 

 

そのような時でも無理をさせずにきちんと休養をとらせてあげられ、「保育園でたくさん遊んでいるから疲れたんだね」「慣れない環境で頑張っているね」と

 

 

大人も気持ちにゆとりを持って子供の姿を受け止めることができるようになるからです。

 

 

アレルギーや病児の対応

 

子供によっては重大な食物アレルギーを持っていたり、生まれつき持病や発達の遅れがあったりすることもあります。

 

 

そのような子供にどのように配慮し保育を行っているのかという点や、怪我や発作などの緊急時にはどのような対応をしているのかという点は

 

 

該当するお子さんをもつ保護者の方にとっては何よりも気になるところですよね。

 

 

子供を安心して預けるためにも、納得がいくまでとことん質問、確認をして構いません。必要であれば母子手帳や受診の記録なども持参して相談してみてください。

 

 

入園前の説明会の参加は園生活の第一歩!不安があればどんどん聞いてみて

 

入園前の説明会はなにかと不安と緊張でいっぱいですよね。しかし親が緊張しすぎているとその不安な気持ちは必ず子供にも伝わってしまいます。

 

 

保育士をはじめ保育園の職員は新入園児とその保護者の方に会えるのを楽しみに準備をしていますので、気負わずにいくらでも頼ってもらって

 

 

説明会を終えて帰宅する頃には「頼もしい先生もいるし、春から楽しみだね」と思ってもらえれば嬉しいです。

 

 

もしかしたら説明会の場でとても気の合うママ友もできるかもしれません。

 

 

保育園における入園前説明会は堅苦しいものではなく、和やかな雰囲気の中で行われることがほとんどなので、安心して参加してほしいと思います。