親子遠足に行かないのは大丈夫?行きたくないママ達の理由や経験談
保育園で開催される親子遠足、積極的に参加して楽しもうと思うママもいれば、
「あまり気が向かなくて行きたくない・・・」
「仕事などで忙しくて行けない」そんなママもいると思います。
そこで今回は保育園で実施される親子遠足に関する情報や、親子遠足に行かないのは大丈夫なのか、
さらに行きたくないと思うママ達の理由や私が勤めている園で参加しなかったママの経験談など、紹介します。
参加しない人もいる?ママ達の行きたくない理由とは
「親子遠足の参加って強制なの?」「参加しないとそのあと気まずい?」と不安になる方もいるかと思います。
結論から言うと親子遠足の参加は任意ですので欠席したところでその後の保育に影響があるとか、
ママ友と気まずくなるというようなことは一切ありません。実際に私の勤務先でも親子遠足に参加しない人が一定数いました。
さらに子どもの体調不良や家庭の事情から当日やむを得ず欠席する家庭もありますので、
そこまで欠席することにプレッシャーを感じる必要はありません。
親子遠足の出欠に関してはレンタルするバスの大きさの調整や行き先である公園や動物園の事務所に団体として人数報告をする必要があることから、
事前におたよりや口頭連絡で1か月前あたりから担任保育士が出欠確認を取っていきますので、その時に申し出ると良いでしょう。
ただ平日に親子遠足を実施する保育園に通っている場合には、
親子遠足を欠席すると保育園にも子どもを預けられないということになりますので、その点では注意が必要です。
それではなぜ親子遠足に行きたがらないママ達がいるのか、ここではその理由について3つ挙げて説明していきます。
・2人目を妊娠中、もしくは出産直後で同行が難しいから
上の子の親子遠足にママが出席するとなると、年の近い兄弟がいる場合には必然的に一緒に連れていくか、
ママ以外に預かってくれる人を探す必要が出てきますよね。
そうなるとママも体力的に大変ですし、妊娠中であれば思うように動くこともできず、万が一ママの方が体調不良になってしまったら大変です。
このような場合には「行きたくないなぁ…」と思ってしまっても仕方がないですよね。
・ママ友がいないので孤立しそうで嫌だから
「いつもバタバタしていて送り迎えの時に挨拶する程度しか同じクラスのママと接点がなく仲良くないので行きたくない」
「ママ友とのコミュニケーションは面倒なので避けたい」という理由で毎回親子遠足に不参加のママも実際にいました。
確かに親子遠足とはいえ、一緒に行くママ友たちに既にグループができていたり、
自分以外のママ達の仲良し度合いが高くて今更仲間に入りづらかったりする状況が想像できると
参加することに消極的になってしまいますよね。
「このような人間関係がわずらわしいから」という理由で子どもの卒園まで毎年親子遠足に不参加だったママによると
「保育園内での最低限の挨拶やママ友とのやりとりはしているし、親子遠足は任意だったので迷わず欠席にしていた」
「欠席したからといって後日何かを言われることも特になかったし、
仕事が忙しいということは話していたのでむしろ欠席しやすかった」とのことでした。
「欠席するのがクラスで自分の家だけ」となると疎外感や罪悪感もあるかもしれませんが、
私の勤務先では上記のような理由で2〜3組の家庭が毎回欠席していたこともあり、比較的欠席の意を示しやすい環境だったのかもしれません。
・仕事が忙しいから
毎日忙しく働き、家庭と仕事の両立をしているママにとって
「お弁当や遠足用のリュックや着替えの用意がめんどくさい」
「遠足予定日に仕事の休みが取りづらい」
「前日も翌日も仕事がハードなので疲れを残したくない」
という思いが少しでも頭をよぎってしまうことはあって当然です。
子どものために参加したいという思いはあっても、ママの体力や準備が追い付かなかったり、
仕事をセーブすることがどうしても難しかったりという状況が実際にあることは仕方のないことです。
この思いが大きくなると「親子遠足に行きたくないな…」という考えに繋がります。
親子遠足を前向きに楽しむためのコツ
親子遠足に向けて「あまり気が進まないけれど子どもが楽しみにしているために出席することにした」
「出席を決めたもののクラスやママ友に馴染めるか不安で緊張がすごい…」という
ママも実際にはたくさんいらっしゃいます。
ここでは親子遠足を前向きに楽しむためのコツを4つ紹介していきます。
・子どもが主役だという目線をもつ
ママはどうしてもママ友との接点や当日の大人としての立ち位置を気にしてしまいがちですが、親子遠足とはいえ主役は子どもです。
子どもが仲良しなお友だちを介してそのママと自然と話すように心がけてみても良いですし、
無理にママ友とのネットワークを広げようと思わなくても、
自分の子どもに付き添って親子で遊んでいてももちろん良いのです。
保育園で子どもが何に興味をもっているのか、どの子と仲良しなのかなどをじっくり
観察してみるのもママの親子遠足の楽しみ方のひとつですので、
「ママはママ同士で過ごさなければいけない」という考え方を変えて子どもとじっくり向き合ってみてもいいのではないでしょうか。
・パパも一緒に出席できるよう調整する
ママ一人で参加するのが不安であれば、パパも参加できるかどうか聞いてみて一緒に参加してみるのも良い方法です。
最近では仕事と子育てを互いに協力して進めている両親も増えてきているので、
パパが送り迎えはもちろん保育園行事にも積極的に参加することは珍しくなくなって来ています。
実際に私の勤務先でも親子遠足にママではなくてパパだけが参加している家庭や、ママとパパ2人での参加を求める家庭も多かったです。
パパがいればママ一人だけで孤立することも防げますし、子どももパパと思いっきり遊ぶことができてとても良い思い出になるはずです。
調整できそうであればぜひパパにも声をかけてみてください。
・子ども目線で思い切り楽しむ
大人同士で子どもが遊ぶ姿や子ども同士のやりとりを遠くから見ているだけではなく、
思い切って子どもの輪の中に入って身体をたくさん動かして遊ぶことは想像以上に楽しいものです。
日常生活の家事や仕事におけるデスクワークなどで身体がなまっていたり、
運動不足だったりする場合には特に身体を動かしてみるとストレス発散にもなり、
とてもすっきりした心地よい疲れが得られるのでオススメです。
・保育士にサポートをお願いする
ママ友の輪に入れるかどうか、遠足の雰囲気に馴染めるかどうかなど、
どうしても不安が消えない場合には担任保育士に事前に相談してみると良いでしょう。
当日は担任保育士も引率しますので、保護者全体の雰囲気や子どもの様子などを気にかけながら、
適切な声かけや配慮をしてくれること間違いなしです。
例えば食事の時間には座る場所をある程度指定して自然と近くで一緒に食べられる環境を作ってくれたり、
ママ達の間に入って話題を振ってくれたりというサポートが期待できるでしょう。
無理ない範囲で出欠を決めて
どこの保育園でも親子遠足の参加は任意であり強制ではありません。
実施日が平日であれ土日であれ、仕事を休めない方もいますし、ママの都合で参加することに消極的な場合だってあります。
ただ正当な理由がなく「なんとなく面倒」というママの個人的な理由で親子遠足を休むことに対しては葛藤もありますよね。
そういう時は子どもが行きたがっているか、親子遠足を楽しみにしているかをよく見て結論を出してみてください。
どうしても人間関係や当日の流れに不安な場合は遠慮なく保育士に相談してくださいね。
また、親子遠足のねらいや当日のことについてはこちらの記事を参照してみて下さい↓