保育士が教える!保育園の見学での持ち物やあると便利なアイテム

保育士が教える!保育園の見学での持ち物やあると便利なアイテム

子どもを保育園に入れるためには、事前に保育園を見学する家庭が多いかと思います。

 

 

初めての保育園見学の際には、流れや勝手も分からないために「見学申し込みはしたものの、当日は何を持っていけば良いのだろう?」と不安に思う方もいるでしょう。

 

 

そこで今回は保育園の見学の時の持ち物をまとめ、あると便利な小物なども保育士としての勤務経験から紹介していきたいと思います。

 

保育園の見学って何をするの?

 

入園希望者を対象として保育園の見学の内容としては、主に園内の見学と園の概要や方針についての説明の2部構成となっています。

 

 

基本的に見学希望者は1日に1組から多くても時間を分けて2組としており、

 

 

やむを得ない事情がない限りは1組の家庭に園長や主任保育士などが見学と説明担当者としてつき、マンツーマンの状態で丁寧に対応してもらえることが多いです。

 

 

流れとしてはまずは園内の見学から始まります。

 

 

園舎や保育室、クラスや園庭に子どもたちがいる場合にはその様子を邪魔にならない程度に見ることができます。

 

 

園内で給食を調理して提供している場合には、献立の確認や栄養士からの話も聞くことができます。

 

 

私が勤務していた保育園では事前に希望があれば給食の試食なども対応していました。

 

 

見学は保育園の規模にもよりますが、担当者と話をしながらゆっくり園全体を回っても大体15分〜30分程度で済みます。

 

 

質問があればその都度でも構いませんし、見学後に事務所やロビーなどで行われる説明を受ける際にまとめてしても良いでしょう。

 

 

見学後の説明の場では、保育園のパンフレットや申込用紙といった資料を見ながら、保育方針や子どもたちの様子の説明はもちろん、

 

 

入園した場合に希望する保育時間や子どもの発達などに関してのやりとりがあり、最後に質疑応答があります。

 

 

話の盛り上がりにもよりますが、必要事項だけのやりとりであればこちらも30分程度で済むといえます。

 

 

ですので保育園見学は1つの園で1時間程度とみておけば良いと言えるでしょう。

 

 

見学の時の持ち物リストについて

 

 

ここでは保育園見学の際の基本的な持ち物リストとして「これらを揃えて持っていれば当日も安心!」とされるものを紹介していきます。

 

 

・3色ボールペン

 

見学当日は気づいたことや説明されたことを記録しておくための筆記用具は必須アイテムです。

 

 

園見学は同じような期間に複数の園を訪れることも多いので、

 

 

後日園の情報をしっかりと整理して比較するためにも記憶するだけでなくメモに残しておくことが望ましいです。

 

 

ボールペンの種類に関しては、黒色の単色ボールペンでも良いのですが、色分けをして大切なところを赤で書いたり、

 

 

もらった資料にアンダーラインを引いたりする可能性も考えると3色ボールペンの方が使い勝手が良いのでオススメです。

 

 

・手のひらサイズのメモ帳

 

園見学の際には園舎内を歩き回りながら、同時に設備やクラス環境に関する説明も受けることが多いです。

 

 

その際に聞いた内容を歩きながらもしくは立ち止まった状態でササっとメモするような場面も出てきますので、

 

 

大きなノートや裏紙のようなバインダ―がないと安定して書き込めないようなメモ用紙よりも、手のひらサイズのリングノートなどの方が便利でしょう。

 

 

見学時は自分で分かるようにキーワードや重要事項だけを走り書きする程度でも、

 

 

帰宅してからパンフレットなどを参考にしてまとめ直すことも十分にできますので、立ち歩いた状態でのメモの取りやすさを重視して持っていきましょう。

 

 

・タオルハンカチ

 

保育園内は子どもの体調管理のために夏でも空調を効かせ過ぎるということはありませんので、もしかしたら大人の方にとっては蒸し暑く感じられることもあるかもしれません。

 

 

そのような場合に軽く汗を拭くためにも、園庭やホールを見学中にやむを得ず足元や服が砂ぼこり等で汚れてしまった場合にその汚れを拭き取るためにも、

 

 

タオルハンカチは役に立ちます。

 

 

もちろん園内でお手洗いを利用した時やお子さんと一緒に見学に来た時にも手を拭いたり、子どもの鼻水やよだれを拭いたりすることもできます。

 

小さめのものでも良いので、普通のハンカチよりはタオルハンカチを1枚バッグに入れておくと役立つでしょう。

 

 

・オムツや玩具(子どもが一緒の場合)

 

見学に子どもと一緒に行く場合には、1時間程度の見学及び説明の時間の間に子どもが退屈しないように工夫することが大切です。

 

 

せっかく見学に来ても、途中で子どもがぐずって泣いてしまったり、同じ場所にじっとしていられず

 

 

動き回ってしまうとママとしては子どもの方に注意がいってしまい、見学や担当者からの話に集中できずに終わってしまうこともあります。

 

 

そうならないためにも、普段子どもが気に入って遊んでいるおもちゃや絵本、またオムツが汚れてしまった時に備えて予備のオムツも持ってきておくと安心です。

必須ではないけれどあると便利な持ち物はある?

 

ここでは先に述べた基本的に必要な持ち物リストにプラスアルファとして用意しておくと便利な持ち物を3つ紹介していきます。

 

 

・クリアファイル

 

保育園では見学時に保育園の資料や入園にまつわる資料をまとめて渡す場合もあります。

 

 

これらの資料の中には後日記入したものを役所や保育園に提出するようなものも含まれていることがあり、綺麗な状態で持ち帰った方が良い場合もあります。

 

 

そのような時にA4サイズのクリアファイルを準備しておけば、見学時にもらった資料や書類を綺麗にしまって持ち帰ることができて助かります。

 

 

・質問リスト

 

保育園選びをしている家庭は、同じような時期にいくつもの保育園を見学していることと思います。

 

 

設備や保育時間など、ホームページやパンフレットを確認すれば分かること以外に、

 

 

保育園の方針や行事の規模、保護者参加の集まりの頻度などは見学時に質問し、園長や主任保育士から回答を受ける流れになることが多いでしょう。

 

 

いくつもの園から子どもに合った園を見つけるためには、どの園でも基本的には同じ質問をして、その答えや条件を比較することが大切になります。

 

 

しかしいざ見学が始まると「聞こうと思っていたことを忘れてしまった」「途中で話がそれてしまい知りたいことを全部聞けなかった」ということも多いです。

 

 

せっかくの見学の機械を悔いのないものにするためにも、事前にどの園でも共通して質問するべきことをリスト化した質問メモやリストを作成し、メ

 

 

モ帳と一緒に持っておくと、落ち着いて質問することができてより安心です。

 

 

・抱っこ紐(子どもが一緒の場合)

 

保育園に入園を検討している家庭のお子さんは圧倒的に乳児が多く、見学に一緒に来る場合にはバギーに子どもを乗せて来園されるママも多いです。

 

 

しかし保育園内でバギーは使用できないので、お子さんは抱っこもしくは手つなぎで歩いて一緒に移動してもらうことになります。

 

 

そのような場合に抱っこ紐があると、ママも両手が空くのでメモを取れたり、実際に園内の備品や設備に触れたりすることもでき、

 

 

より充実した見学ができるようになるかと思います。

 

 

またもし見学途中で子どもが寝てしまったとしても、そのまま抱っこの状態で寝かしていられるので、

 

 

小さなお子さんと一緒に見学に来られる予定の場合には、抱っこ紐も用意しておくと見学がよりスムーズになるのであると便利です。

 

 

見学時の荷物ってどうすればいいの?

 

保育園見学当日の服装や荷物についても、指定がない分

 

 

「どういう服装でいけば浮かないかな」「大荷物で行ったら迷惑かな」と気を遣いますよね。

 

 

ここでは保育園見学の際のおすすめの荷物や服装について3つ挙げて紹介します。

 

 

・貴重品の他に、資料が入る大きさのバッグで行く

 

「見学時はなるべく軽装が良いはず…」と考えて小さめのハンドバッグやミニバッグで来られる方も実際には多いです。

 

 

来園する時には財布や携帯電話といった最低限の貴重品だけ持って来ていただくことは問題もありませんし、

 

 

身軽で来ていただいて保育園側としても有り難いのですが、見学後には保育園の説明も兼ねた資料やパンフレットを持ち帰ることになる可能性がありますので、

 

 

あまりに小さすぎるバッグで来られると書類が入りきらずに茶封筒やクリアファイルのまま手持ちで家まで持って帰ることになってしまいます。

 

 

保育園見学の際にはA4サイズのファイルや資料が入るようなバッグで来ていただくか、サブバッグを用意してきていただくと帰りもスムーズになるのでオススメです。

 

 

またママの中には見学の際に子どもも一緒に連れてくることがあるかと思います。

 

 

そのような場合にはショルダーバッグやリュックサックなど、

 

 

両手が空いて動きやすいバッグで来てもらえると保育園内でも荷物を気にせず子どもと一緒に動くことができて良いでしょう。

 

 

・ハイヒールやサンダルは避ける

 

保育園では上履きを着用せずに、子どもたちは裸足で生活し、保育士をはじめとする職員たちも靴下で活動していることが多いです。

 

 

また園舎見学の際に、園庭があるところであれば紹介がてら施設内の通路を通って砂地やコンクリート地の園庭に出ていただくこともあります。

 

 

もちろん園庭や園外に見学の途中に出ることがあれば、保育園でも戸外用のサンダルの用意もあります。

 

 

しかし園庭では砂ぼこりがまったり、雨上がりで地面がぬかるんでいたりすることもあるために、

 

 

サンダルや素足では足元が汚れてしまう可能性もあるのです。

 

 

基本的には見学時の服装の指定もありませんし、保育園によっては来園された時のママ自身の履物で外に出ることをお願いするところもありますで、

 

 

そのような場合に備えてハイヒールやサンダルでの来園は控えて、普段使いしているローヒールのパンプスや汚れても良いスニーカーを選んで履いてきていただけると有難いです。

 

 

・飲食物をはじめとする外部で購入したものなどの持ち込みは避ける

 

ママの中には「買い物のついでに保育園見学に行こう」「移動中に飲んでいたコーヒーが残っているからそのまま持っていこう」という方もいらっしゃるかと思いますが、

 

 

保育園ではアレルギー対策や子どもへの影響を考えて原則として外部からの飲食物の持ち込みは禁止しています。

 

 

さらに先述したように見学と説明で1時間程度の時間を要するために食材などを買い出した後にそのまま来られると、

 

 

園内には食材の保管場所もない上に必要以上に荷物を持っていると移動の際にも邪魔になってしまいます。

 

 

私の勤務先では見学中は必要であれば事務室内で荷物を預かっておくこともできましたが、

 

 

徹底した管理までは出来かねるので万が一紛失や異常があったとしても責任を負うことが難しいということを説明した上で荷物を預かっていました。

 

 

このような理由から保育園内でのトラブルを避けるためにも、必要以上の荷物の持ち込みや飲食物など園として禁じている物の持ち込みは控えて欲しいと思います。

 

 

保育園の見学にはなるべく身軽で行くのがオススメ!

 

保育園見学の際に必ず持っていくべき物は筆記用具とメモ帳です。もし見学当日に子どもも一緒に行くようであれば、

 

 

子どもが飽きないような玩具も合わせて用意しておきましょう。

 

 

飲食物の持ち込みは厳禁ですが、お子さん用の水分などは問題ないので忘れずに持っていくようにしてください。

 

 

また質問事項や事前に資料などで読んで生まれた疑問点や確認事項などは当日の聞き忘れを防ぐために、時間に余裕があればリストアップしておくことをオススメします。

 

 

質問事項に関しましては、こちらの記事でまとめました↓

 

・保育園の見学で必ずみてほしいポイントとしておきたい12個の質問

 

良かったら参考にしてください。

 

 

保育園選びに失敗しないためにも見学は重要な情報収集の場です。忘れ物には十分気を付けて、納得いくまで見学してみてくださいね!