保育園に入りやすい時期は?ママ達から聞いた入園までのエピソード

保育園に入りやすい時期は?ママ達から聞いた入園までのエピソード

子どもを保育園に入れるには保活を乗り越えなければならないということで、不安に思っているママも多いですよね。

 

 

保育園でも「入りやすい穴場の時期ってあるの?」「何歳が入りやすいの?」とよくママ達に質問されます。

 

 

そこで今回は保育園に入りやすい時期や子どもの年齢について、

 

 

私が保育園で勤務した経験談やママ達の入園までのエピソードも交えながら紹介していきたいと思います。

 

 

保育園に入りやすい時期っていつ?

 

保育園に入りやすい時期で、途中入園以外で確実にこの時期がねらい目!と

 

 

断言できるのはやはり新年度の4月に合わせて入園すること以外にはありません。

 

 

保育園も学校と同じで4月から新年度が始まり、新しいクラスに新しい担任の先生

 

 

というような形で保育園生活が進んでいきます。

 

 

保育士としても4月入園の子どもたちと毎日一緒に過ごし、様々なかかわりを子ども一人ひとりとしていくことで、

 

 

子どもの発達度合いや性格も把握することができますし、年間を通しての目標をはじめに立てて保育を進めやすくすることができます。

 

 

また子どもにとっても他の子と同じタイミングで入園することで一緒に成長できますし、

 

 

集団生活にも徐々に馴染んでいくことができるというメリットがあります。

 

 

そして何より年度が変わるタイミングは年長児が卒園することによって0歳児クラスには

 

 

多い時で20名程度、その保育園ごとの定員いっぱいの枠が空き、新年度に合わせて

 

 

入園希望者を一括で募ることになるので、途中入園で1つしか空いていない枠を取り合うよりも、

 

 

入園できる確率が高く確実なのがこの新年度入園です。

 

 

0歳児クラスだけに限らず他のクラスでも引っ越しなどで途中退園する家庭がいる場合にも、

 

 

子どもの保育園生活のことを考えて余程急でなければ年度末まで待って子どもの年度終了に

 

 

合わせて退園する家庭が多いので、入園を狙うのであれば新年度前の年の

 

 

11月くらいから少しずつ情報収集をして保活を進めることをオススメします。

 

 

保活に向けて情報収集をする際には保育園に退園者の情報などを問い合わせても

 

 

個人情報で教えることができませんので注意が必要です。

 

 

園児募集や退園者にまつわる情報に関しては必ず自治体や役所の保育課に問い合わせるようにしましょう。

 

 

保育園に入りやすい年齢のクラスってあるの?

 

保育園に入りやすい年齢のクラスに関しては私が知る中でも2つありますので、クラス別に説明していきます。

 

 

・0歳児クラス

 

0歳児クラスは先にも述べたように年度替わりのタイミングで必ず1クラス分の

 

 

定員枠いっぱいの募集が毎年出るのでかなり入りやすいです。

 

 

また0歳児クラスから子どもを入園させることができればママの育休明けの職場復帰にも問題なく間に合いますし、

 

 

子どもも転園の可能性がなければ6歳までずっと同じ保育園に在籍して進級し続けることができるので安心です。

 

 

ただ0歳時クラスはどこのエリアも激戦で、育休を取得しているママはほとんどこの0歳児の入園枠を狙っていますので計画的な保活が大切です。

 

 

内定前後の保活の流れに関しては別記事(リンク:子どもの保育園、内定後の面接や見学、流れについて 現役保育士の経験談)にも

 

 

詳しくまとめてありますので、よろしければ併せてお読みください。

 

 

・3歳児クラス

 

3歳児クラスと聞くと「0歳児クラスで激戦の中入園できた子たちが転園しなければ全員が持ち上がりで

 

 

進級していって空きがないはずなのになぜ?」と思うママもいるかもしれませんが、

 

 

実は保育園において3歳児クラスでの子どもの入れ替わりは結構あるのが現状です。

 

 

理由としては3歳になるタイミングで子どもを保育園ではなく幼稚園に通わせる家庭が一定数いるからということが挙げられます。

 

 

保育園の退園申し込みに関しては遅くともその1か月前までには役所で手続きをするように定められていますし、

 

 

幼稚園の入園が決まり次第すぐに手続きをする家庭も少なくないでしょう。

 

 

ですのでもし保活に破れて0歳児での入園が叶わなかった場合や、

 

 

希望の保育園の入園待ちをしているような場合には3歳児クラスでの入園が狙い目です。

 

 

ちなみに保育園にどの年齢から子どもを入れるかによってのメリットやデメリットについては

 

 

保育園に何歳から預ける?入園時期の平均や年齢別メリット、デメリットにもまとめてありますのでご覧ください。

 

保育園ママの入園にまつわるエピソード

 

ここでは私が実際に保育園でみた保育園ママの入園までのエピソードを2つ紹介します。

 

 

・年長の5歳児クラスからの途中入園した女の子

 

この子は親の仕事の都合で都内の保育所や託児所を1歳くらいから転々としていて、

 

 

港区の託児ルームから私が勤務する保育園の5歳児クラスに12月から途中入園してきました。

 

 

5歳児クラスとして1年間一緒に過ごせるならばまだしも、12月に転園してきたために卒園まで3か月、

 

 

運動会やお祭りなどのメイン行事もほとんど終わってしまっていたので、

 

 

限られた時間の中でどこまでこの子が保育園に馴染めるか、

 

 

楽しい思い出を作ってもらえるかを親も保育士も心配していました。

 

 

元々このクラスでは3歳児で3名退園してから新規入園児がおらず、

 

 

3名分枠が空いたまま年長クラスになっていたので、この女の子はすぐに途中入園することができたのですが、

 

 

最初は部屋の片隅でじっと周りの友だちの様子を見ているだけで、

 

 

子供同士はおろか保育士ともあまり遊ぼうとしませんでした。

 

 

しかし1週間くらい経った頃に保育士に甘える姿がみられ、保育士が仲立ちをすることで徐々に

 

 

同じクラスの友だちとも遊べるようになって年が明けるころにいはすっかり馴染めていました。

 

 

ママも「自分たちの仕事のせいで、大人の都合で子どもには寂しい思いも大変な思いもさせてしまっていて申し訳ないけれど、

 

 

毎日保育園の様子をたくさん話してくれるので安心しました」という

 

 

言葉をいただき、卒園する時には誰よりも離れるのを寂しがって泣いてくれていました。

 

 

このように家庭の事情で保育園を6年の間で転々としている子もいるけれど、

 

 

空きがあるところをうまく見つけられればすぐに入園でき、子どもも親の心配をよそに

 

 

ものすごい適応力でたくさんの思い出を作ってくれるのだということを実感したエピソードでした。

 

 

・保育園の審査に落ち続けてやっとの思いで入れた0歳児の男の子

 

この子の家庭は両親共に医者で、日々多忙なスケジュールで仕事と子育てを両立させていました。

 

 

ママは多忙ながらも保育園行事やママ友との交流にとても積極的でよく協力もしてくれる方で、

 

 

私の保育園ではいつでも保護者の方の保育参加が可能だったこともあり

 

 

空いた時間を見つけてはよく保育参加をしてくれていました。

 

 

そこで保育士とも交流を深め、信頼関係を築く中でぽろっと

 

 

「本当に保育園に入れてよかった。1次募集は全てダメで、ここも2次募集の第5希望だったのでもう後が無かったんです…」と話してくれました。

 

 

よく保育園の入園審査はポイント式で両親の仕事内容や実家との距離、

 

 

介護の有無や通勤時間などを総合的に加算して決められると聞きますが、

 

 

ここまで多忙な共働き家庭でも保育園への入園がなかなか叶わないということを知り驚愕したエピソードでした。

 

 

これら2つのエピソードからも、保育園に入るのにはある程度のタイミングと運も必要なことが分かりますよね。

 

 

入りやすいタイミング以外は入園できないの?

 

ママの中には「できれば今すぐにでも入園させたいのだけれど、入りやすいタイミングやクラス以外での入園は無理なの?」

 

 

と思う方もいるかもしれません。結論から言うと、保育園ごとに決められているクラスの定員枠に空きがあり、

 

 

そこにうまく入り込むことさえできれば狭き門ではありますがいつでも途中入園は可能です。

 

 

そういう意味では入りやすいタイミングというよりは、入園申請を出して狙っていた

 

 

保育園の子どもと同じ年齢のクラスにたまたま空きが出たタイミングで自分の家庭の入園順位が

 

 

上であるという良いタイミングが重なることが重要ともいえるでしょう。

 

 

年度途中での急な引っ越しを仕事や家庭の事情でせざるを得ない家庭も実際に何組もいましたので、

 

 

とにかく入園を希望する園の空き状況や募集状況をこまめに確認して早めに動くことで入園しやすい環境を作ることは可能です。

 

 

途中入園に関しては保育園、途中入園の時期や準備について保育士がお答えします

 

こちらの記事にもまとめてあるので併せてお読みください。

 

 

しっかり情報収集して

 

保育園に入りやすい時期は年度初めの4月に合わせるのがオススメで、入りやすいクラスは0歳児と3歳児クラスといえます。

 

 

しかし保育園には様々な仕事や家庭環境を持つ家庭が集まっていますので、

 

 

いつ空きがでるかは保育士にもなかなか予想ができないのが現状です。

 

 

子どもをどうしても保育園に入れたい!仕事復帰しないといけない…というのであれば、

 

 

早め早めに情報収集をして保活を開始し、それでも無理だった場合には

 

 

ひとまず希望の園でなくても託児所やベビーシッターサービスを活用して途中入園できるタイミングを伺ってみてくださいね。